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アクアポニックス・水耕栽培のリーフレタス|収穫時期は種の袋どおり。売るなら株ごと、家なら外葉を2〜3枚ずつ

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ハウスの中の栽培槽で大きく育った黄緑のリーフレタス アクアポニックス

リーフレタスが、それらしい大きさになってきた。

今日穫っていいのか、もう少し待つのか。株ごと抜くのか、外の葉だけちぎるのか。外葉だけにしたら、あと何回穫れるのか。調べると日数はばらばらで、自分のレタスが何日目なのかも、正直あやふやです。

私のところでは、アクアポニックス・水耕栽培のリーフレタスの収穫時期は、だいたい種の袋に書いてあるとおりです。冬は遅くなり、夏はとう立ちが早い。穫り方は、出荷するときは株ごと、家で食べるときは外からもぎます。この記事は、その穫りどきの決め方と、終わらせる線を書きます。

この記事の結論(要点)
  • 収穫時期は、種の袋の日数でいい。私のところでも、だいたい袋のとおり。冬は遅く、夏は終わりが早い。
  • 今日かどうかは、外側の葉が手のひらくらいになったか。
  • 売る・配るなら株ごと、家で食べるなら外からもぐ。外葉は1回に2〜3枚まで。
  • 何回穫れるかは、回数ではなくとう立ちで決まる。見たらその週のうちに株ごと穫る。
  • 冬は加温なしで遅くなるだけ。とう立ちの心配が無いので、外葉でつなぐ季節。
  1. リーフレタスの収穫時期は、種の袋の日数でいい|冬は遅く、夏は早く終わる
  2. 株ごと穫るか、外葉からもぐか|私は、出荷は株ごと、家で食べるなら外から
  3. 外葉から、何回穫れるか|回数を決めるのは、とう立ち
  4. 夏はとう立ちが早い|暑さが積み上がると、花へ切り替わる
  5. 冬は加温なしで、遅くなるだけ|冬だから困ったことは特にない
  6. 種まきは、光を当てる|暑い時期は芽がそろいにくい
  7. ひょろひょろになる、しなしなになる|先に見るのは光と株の数
  8. 赤いリーフレタスの色が薄い|赤は、光と寒さで濃くなる
  9. アクアポニックスにリーフレタスが向いている理由
  10. 種はどれを選ぶか|私はオーガニックの種があれば、それにしている
  11. どこでやめるか|リーフレタスの収穫で決めておく線
  12. まとめ
  13. よくある質問(FAQ)
    1. Q. リーフレタスの水耕栽培の収穫時期はいつですか。
    2. Q. リーフレタスは何回収穫できますか。
    3. Q. 株ごと穫るのと、外葉から穫るのは、どちらがいいですか。
    4. Q. 外葉は1回に何枚まで穫っていいですか。
    5. Q. リーフレタスは冬でも育てられますか。
    6. Q. 夏にリーフレタスがすぐとう立ちします。
    7. Q. とう立ちしたリーフレタスは食べられますか。
    8. Q. リーフレタスがひょろひょろに伸びます。
    9. Q. 赤いリーフレタスが赤くなりません。
    10. Q. リーフレタスの種はスポンジに埋めたほうがいいですか。
    11. Q. アクアポニックスのリーフレタスには、どんな魚がいいですか。
  14. 次に見るのは、ここ

リーフレタスの収穫時期は、種の袋の日数でいい|冬は遅く、夏は早く終わる

答えを先に書きます。アクアポニックスでも水耕栽培でも、収穫時期の目安は種の袋の日数で足ります。私のところでは、だいたい袋のとおりに穫れています。

ずれるのは季節です。冬は袋の日数より遅くなります。水温が下がると、根が養分を吸う速さも、葉を広げる速さも落ちるからです。夏は逆に、葉が育ちきる前にとう立ちが来やすい。日数が早く進むのではなく、終わりが早く来ます。

調べて日数がばらばらに見えるのは、書いた人の季節と場所が違うからです。夏まきと秋まきと冬まきで、同じ品種でも穫れるまでの日数は変わります。他人の日数を自分の株に当てはめるより、手元の袋の日数を起点にして、冬なら遅れる、夏なら早く終わる、と読むほうが外れません。

もう1つの物差しは、株の姿です。外側の葉が手のひらくらいに広がり、中心から次の葉が次々に出ていれば、穫りはじめていい。袋の日数は「いつごろ」を、株の姿は「今日かどうか」を決めます。

リーフレタスの穫りどきと終わらせる線の図。1いつごろは種の袋の日数で決め、冬は遅れ夏は終わりが早い。2今日かどうかは外側の葉が手のひらくらいで中心から次の葉が出ているか。3売るなら株ごと、家で食べるなら外葉を2〜3枚。4中心から茎が立ち先端につぼみがあればその週のうちに株ごと穫る
回数を決めるのは、とう立ち。

株ごと穫るか、外葉からもぐか|私は、出荷は株ごと、家で食べるなら外から

リーフレタスの穫り方は2つです。株ごと根元で切るか、外側の葉から手でもぐか。

私は、出荷するときは株ごと、家で食べるときは外からもぎます。

違いは、一度にまとまった量が要るか、毎日少しずつ要るかです。出荷や人に分けるときは、1株がそのまま1つの形になります。株ごと穫れば、空いた穴に次の苗を入れて、栽培槽の回転を揃えられます。

家で食べる分は、一度にたくさんは要りません。外側の葉を数枚もげば、その日のサラダには足ります。中心を残しておけば、そこから次の葉が出てくるので、同じ株から何度も穫れます。外葉から穫るやり方と、1回に穫る枚数は、ほかの葉物と同じです。

株ごと穫るのは、1本の木を丸ごと伐ることに近く、外葉からもぐのは、実のなる木から熟れた分だけ摘むのと同じです。どちらが正しいかではなく、何のために穫るかで選びます。

株ごと穫った黄緑のリーフレタスを手に持っているところ。奥の白いパネルに赤いリーフレタス
株ごと穫ると、1株がそのまま1つの形になる。

外葉から、何回穫れるか|回数を決めるのは、とう立ち

「リーフレタスは何回収穫できますか」という質問は、よく見かけます。

回数は、決まっていません。外葉からもいでいるかぎり、株は中心から新しい葉を出しつづけます。終わりを決めるのは回数ではなく、株が花のほうへ切り替わったとき、つまりとう立ちです。

とう立ちした株は、葉に戻りません。中心から茎が立ち上がり、上の葉が小さくなり、噛むと苦くなります。レタスが苦いときは、先端を見れば戻るかどうかが分かります。

だから、同じ株から何回穫れるかは、季節で変わります。涼しい時期は、とう立ちまでの時間が長いので、何度も穫れる。暑い時期は、すぐに終わりが来る。冬は、次の葉が出るまでが遅いので、1回ごとの間隔が空きます。

1回にもぎすぎないことも、回数を延ばします。外側の葉を全部取ると、光を受ける葉が無くなって、次の葉が出るまで時間がかかります。1回は外側の2〜3枚まで。数株から少しずつもぐほうが、長く食べられます。

夏はとう立ちが早い|暑さが積み上がると、花へ切り替わる

私のところでも、夏のリーフレタスはとう立ちが早いです。

とう立ちの引き金は、暑さです。1日だけ暑い日があったからではなく、暑い日が積み重なって、株が「種を作る季節だ」と判断したときに切り替わります。とう立ちと徒長の見分け方は、先端につぼみがあるかどうかです。

夏に育てるなら、とう立ちは避けられない前提で組みます。穫りどきを待たない。それらしい大きさになったら、早めに株ごと穫って、次の苗に替えます。外葉から少しずつ、という穫り方は、夏には向きません。もいでいるあいだに、株が花へ切り替わるからです。

水温も効きます。アクアポニックス・水耕栽培の夏は、水温22℃のあたりで葉物の動きが鈍ります。水が温まるほど、根の元気が落ち、とう立ちも早まります。夏の葉物は、リーフレタスより暑さに強いものへ替えるのも1つの手です。

ハウスの中の深水式の白いパネルに、黄緑と赤のリーフレタスが並んで育っている
ハウスの中の深水式。加温の設備は無い。

冬は加温なしで、遅くなるだけ|冬だから困ったことは特にない

冬のリーフレタスは、遅くなります。それ以外に、冬だから何かが起きた、ということは私のところでは特にありませんでした。

私の設備でいちばん大きいのは、ハウスの中の深水式(DWC)で、魚は錦鯉です。加温の設備はありません。ハウスの中が氷点下2℃まで下がった朝も、槽の水は凍りませんでした。水量が多いからです。冬の栽培槽にあったのは、リーフレタスとスイスチャードでした。

遅くなる理由は、水温です。水が冷えると、根が養分を吸う速さが落ちます。アクアポニックスでは、そのうえ魚も餌を食べなくなり、野菜の養分の元になる魚のフンも減ります。冬のリーフレタスは、野菜と魚の両方が休みに入った中で、少しずつ葉を増やしています。

冬は、たくさん穫る季節ではありません。とう立ちの心配がほとんど無いので、外葉から少しずつもいでつなぐのに向いた季節です。冬に止まる理由は、屋外と室内で違います。室内で育てるなら、水温より先に光が足りなくなります。

種まきは、光を当てる|暑い時期は芽がそろいにくい

リーフレタスの種は、光を当てると芽を出す側の種です。スポンジにまいたら、上から覆いません。スポンジの水位は半分で、上半分を空気に触れさせておきます。

レタスの種は、暑さに弱い種でもあります。水温が高い時期にまくと、芽の出方がそろいにくくなります。夏の終わりにまいて芽がそろわないときは、まき方より温度を疑います。涼しくなってからまけば、小さな1粒の種で、水を吸えばすぐに割れます。

同じ日にスイスチャードもまくなら、あちらは暗くても芽を出す種で、殻が硬く発芽がそろいません。同じ窓辺に並べると、レタスは光で、スイスチャードは暖かさで、両方の条件がそろいます。

芽が出て、スポンジの底から白い根が見えたら、栽培槽へ移します。移すのは日数ではなく、根が出たかで決めます。

ひょろひょろになる、しなしなになる|先に見るのは光と株の数

リーフレタスの悩みでいちばん多いのは、ひょろひょろと茎が伸びて、倒れそうになることです。

先に疑うのは、光と株の数です。光が足りないと、株は光を探して茎を伸ばします。株が多すぎても、互いの影で同じことが起きます。徒長は、光を足せば止まります。足しても止まらず、先端につぼみがあれば、それは徒長ではなくとう立ちです。

1つのスポンジから芽が何本も出たら、本葉のころに1本に切ります。間引きは、抜かずに切る。外葉をもぐのも、そのまま間引きの代わりになります。

しなしなになるのは、植え替えの直後なら、根が新しい水になじむまでの数日です。根が伸びはじめれば戻ります。それ以外で、昼にしおれて夕方に戻るなら、暑さで根が弱っているのを疑います。水耕栽培の根は、水の中の酸素で息をしています。水が温まるほど、水に溶ける酸素は減ります。

赤いリーフレタスの色が薄い|赤は、光と寒さで濃くなる

赤いリーフレタスを育てたのに、緑っぽい。室内で育てると黄緑、外に出すと赤くなる。そういう声も多く見かけます。

赤いレタスの赤は、強い光と寒さで濃くなる色です。葉が自分を強い光から守るために作る色で、光が弱い室内や、暖かい時期には薄くなります。色が薄いのは、育ちが悪いからではありません。

冬の屋外やハウスで赤が濃くなりやすいのも、同じ理由です。味や栄養の良し悪しと、色の濃さは別の話なので、色が薄くても穫って食べて構いません。

アクアポニックスにリーフレタスが向いている理由

アクアポニックスの野菜の養分は、魚の餌から出たものです。量は多くありません。実をつける作物は、花と実のために多くの養分と光を使いますが、葉物は葉を広げる分で足ります。アクアポニックスで育つ作物の中でも、リーフレタスは養分の少なさが響きにくい側です。

もう1つは、穫り方を選べることです。株ごと穫れば回転が揃い、外葉からもげば長く続く。魚の数や季節に合わせて、どちらにも寄せられます。

向かないのは、真夏だけです。暑さでとう立ちが早まり、水温が上がると根も弱ります。秋から春はリーフレタス、真夏は暑さで止まらない空芯菜のような葉物へ入れ替える、という回し方なら、栽培槽が空きません。アクアポニックス・水耕栽培を秋から始めると楽になる理由も、ここにあります。

種はどれを選ぶか|私はオーガニックの種があれば、それにしている

リーフレタスの種は、緑のものと赤いもの、葉の縮れたものなど、たくさんの種類があります。

私は、オーガニックの種があれば、それを使うようにしています。ただ、ふつうの種と育ちを比べたことはなく、特に理由があってそうしているわけではありません。育ちの差を期待して選ぶものではない、ということだけは書いておきます。

はじめてなら、緑と赤の2色が混ざった種が1つあると楽です。どちらがその場所に合うかが、1袋で分かります。赤は光の強い場所で色が出て、緑は光が少なめでも育ちます。

緑と赤が1袋に入ったオーガニックの種なら、どちらがその場所に合うかが1回で分かります。

リーフレタスを株ごと穫るか外葉からもぐかの比較図。株ごとは一度にまとまった量が要るときや出荷のときで、空いた穴に次の苗を入れて回転を揃えられ、夏に向く。外葉からは毎日少しずつ要る家の分で、中心を残せば同じ株から何度も穫れ、冬に向く
私は、出荷は株ごと、家で食べるなら外から。

どこでやめるか|リーフレタスの収穫で決めておく線

線を決めておきます。

穫りはじめは、種の袋の日数と株の姿で決める。冬は袋より遅れる。外側の葉が手のひらくらいになれば穫っていい。

売る・配るなら株ごと、家で食べるなら外からもぐ。外葉は1回に2〜3枚まで。

とう立ちを見たら、その週のうちに株ごと穫って終わらせる。中心から茎が立ち、先端につぼみがあれば、葉には戻らない。

夏は待たない。それらしい大きさで株ごと穫り、次の苗に替える。

迷ったら、今日穫ります。リーフレタスで一番もったいないのは、もう少し大きくしてからと待っているうちに、とう立ちが来ることです。

まとめ

アクアポニックス・水耕栽培のリーフレタスの収穫時期は、種の袋の日数で足ります。私のところでも、だいたい袋のとおりに穫れています。冬は遅くなり、夏はとう立ちが早く来ます。今日穫るかどうかは、外側の葉が手のひらくらいになったかで決めます。

穫り方は、何のために穫るかで選びます。私は、出荷するときは株ごと、家で食べるときは外からもぎます。外葉は1回に2〜3枚まで。何回穫れるかは回数ではなく、とう立ちで決まります。

冬は加温なしでも止まらず、遅くなるだけです。夏は待たずに株ごと穫って、次の苗に替えます。迷ったら、今日穫ります。

よくある質問(FAQ)

Q. リーフレタスの水耕栽培の収穫時期はいつですか。

A. 目安は種の袋に書いてある日数で足ります。私のところでも、だいたい袋のとおりに穫れています。冬は袋の日数より遅くなり、夏はとう立ちが早く来ます。外側の葉が手のひらくらいになれば穫りはじめて構いません。

Q. リーフレタスは何回収穫できますか。

A. 回数は決まっていません。外葉からもいでいるかぎり、株は中心から新しい葉を出しつづけます。終わりを決めるのはとう立ちです。涼しい時期は長く続き、暑い時期はすぐに終わります。

Q. 株ごと穫るのと、外葉から穫るのは、どちらがいいですか。

A. 何のために穫るかで選びます。私は、出荷するときは株ごと、家で食べるときは外からもぎます。まとまった量が一度に要るなら株ごと、毎日少しずつなら外葉からです。

Q. 外葉は1回に何枚まで穫っていいですか。

A. 外側の2〜3枚までにします。全部もぐと光を受ける葉が無くなり、次の葉が出るまで時間がかかります。数株から少しずつもぐほうが長く食べられます。

Q. リーフレタスは冬でも育てられますか。

A. 育てられます。加温しないと遅くなりますが、止まりはしません。私のところのハウスの深水式は加温なしで、冬もリーフレタスとスイスチャードを育てています。冬だから困ったことは特にありませんでした。

Q. 夏にリーフレタスがすぐとう立ちします。

A. 暑さが積み上がると、株が花のほうへ切り替わるためです。私のところでも夏はとう立ちが早いです。夏は穫りどきを待たず、それらしい大きさで株ごと穫って次の苗に替えます。

Q. とう立ちしたリーフレタスは食べられますか。

A. 食べられますが、葉が硬く苦くなっていきます。とう立ちした株は葉に戻らないので、見つけたらその週のうちに株ごと穫って終わらせ、空いた穴に次の苗を入れます。

Q. リーフレタスがひょろひょろに伸びます。

A. 先に光と株の数を疑います。光が足りないか、株が多すぎて互いの影になっていると、茎が伸びます。光を足しても止まらず、先端につぼみがあれば、徒長ではなくとう立ちです。

Q. 赤いリーフレタスが赤くなりません。

A. 赤は強い光と寒さで濃くなる色です。光の弱い室内や暖かい時期には薄くなります。育ちが悪いわけではないので、色が薄くても穫って食べて構いません。

Q. リーフレタスの種はスポンジに埋めたほうがいいですか。

A. 埋めません。リーフレタスは光を当てると芽を出す種なので、上から覆わずにまきます。スポンジの水位は半分にして、上半分を空気に触れさせておきます。

Q. アクアポニックスのリーフレタスには、どんな魚がいいですか。

A. 私の設備は錦鯉です。野菜の養分は魚の餌から出るので、魚の種類より、餌の量と株の数の釣り合いが効きます。葉物は実ものほど養分を欲しがらないので、どの魚でも始めやすい作物です。

次に見るのは、ここ

ほかの葉物やハーブの穫り方はアクアポニックスの収穫|外葉からへ。中心から茎が伸びてきたらとう立ち|徒長と見分けるへ。穫ったレタスが苦かったらレタスが苦い|原因は3つへ。冬に育ちが止まる理由はアクアポニックス・水耕栽培の冬へ。冬にもう1つ並べる葉物はスイスチャード|発芽がそろわないへ。