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メダカとエビの比率|目安はほぼ同数。泳ぐ層が違うので干渉しない

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黒い容器で数匹のメダカが泳いでいるところを上から見る めだか

メダカとミナミヌマエビの混泳は定番の組み合わせですが、「本当にうまくいくの?」「エビがメダカをいじめない?」という不安もよく聞きます。

いじめるかどうかより先に効くのは、入れる数のほうです。適切な比率と隠れ家さえ守れば、ほとんどのトラブルは防げます。メダカは水面近く、エビは底で生活するため、生息域が分かれていて基本的に干渉しません。問題が起きるのは、たいてい数を入れすぎたときです。

  • メダカとエビは生活する層が違うため基本的に干渉しない。トラブルの多くは数の入れすぎが原因。
  • 目安はメダカとエビをほぼ同数。フィルターがあれば多め、無ければ少なめに。
  • 餌はメダカに浮上性・エビに沈下性を分けて与える。時間差で与えるとさらに確実。
緑がかった水の容器を横から見たところ
メダカは上、エビは底。層が違うので基本は干渉しない。

メダカとエビを一緒に飼うメリット

メダカとエビの住み分けの図解。メダカは水面近く、ミナミヌマエビは底で暮らす。数の目安はほぼ同数

ミナミヌマエビは、水槽の底に沈んだ餌やゴミ、藻を食べてくれる掃除役です。メダカだけでは処理しきれない汚れを分解し、水質の安定に貢献します。

そしてメダカとエビは生活する層が違うため、基本的に干渉しません。メダカは水面近くを泳ぎ、エビは底を中心に活動する。この棲み分けが、共存をうまくいかせる最大の理由です。水面と底、両方で動きがある水槽は観察していても飽きません。

水槽サイズ別の最適な比率

数を守ることが、トラブルを防ぐいちばんの近道です。

水槽サイズ別|メダカとミナミヌマエビの目安。メダカとエビの最適な比率
目安はメダカとエビをほぼ同数。フィルターがあれば上限側、無ければ少なめに調整します。

目安として、メダカとエビをほぼ同数に揃えるとバランスが取りやすくなります。フィルターがある水槽なら上限側、フィルターがなければ少なめに調整してください。フィルターは酸素供給と水質維持を助けるため、同じ水量でもより多くの生体を支えられます。

水槽のレイアウトも重要です。水草や石でエビが隠れられるスペースを作ると、エビが落ち着いて過ごせるようになり、メダカとの干渉も減ります。

エビを入れすぎたときに起きること

比率を無視して数を増やすと、いくつかのトラブルが起きやすくなります。

エビを入れすぎたときに起きること。メダカとエビの最適な比率
トラブルの多くは「数の入れすぎ」が引き金です。まず匹数を見直すだけで、大半は解決します。

エビ同士の争いは、餌やスペースの奪い合いから起こります。隠れ家を増やし、餌を十分に与えることで落ち着かせられます。メダカがエビにストレスを感じるとき、両者がいちばん近づくのは餌の時間です。餌の与える場所を分けるだけで落ち着くことがあるので、まずそこから試してください。

水質の悪化は、数が多いぶん排泄物と食べ残しが増えることが原因です。フィルターのメンテナンスと定期的な水換えで対応してください。そして稚エビがメダカに食べられる問題。稚エビは小さいため、メダカが餌と誤認して食べてしまいます。成長するまでは隠れ家を多めに用意するか、別容器で保護するのが確実です。

メダカとエビのための餌の選び方

共存をスムーズにするには、餌の与え方に一工夫必要です。

餌の与え方の工夫。メダカとエビの最適な比率
同じ餌を同じ場所に撒くと、活発なエビがメダカの分まで奪うことがあります。餌の種類と場所を分けるのが基本です。

メダカには浮上性の餌を、水面近くで1日2〜3回、数分で食べ切る量を与えます。エビには沈下性の餌を、底に沈む場所へ1日1回。複数箇所に分けて与えると、奪い合いが起きにくくなります。

さらに確実にしたいなら、メダカに先に与えてから、少し時間を置いてエビに与えると、活発なエビがメダカの分を横取りする心配がなくなります。

小型のアクアポニックス装置。上で葉物を育てている
メダカとエビだけなら、この規模でも成り立つ。

おすすめのミナミヌマエビ

掃除役として導入するなら、丈夫で温和なミナミヌマエビが扱いやすくおすすめです。

数を増やしたい場合は、まとまった数のセットも選択肢になります。

フィルターの有無で変わる管理

フィルターがある水槽は、水質維持と酸素供給がしやすく、メダカとエビの匹数を多めに設定できます。ただしフィルターが詰まると逆効果になるため、定期的な清掃は欠かせません。

フィルターがない水槽は、酸素不足と水質悪化が早く進みます。匹数を少なめに保ち、こまめな水換えとエアポンプでの酸素供給を心がけてください。とくにエビは水質の変化に敏感なので、一度に大量の水を交換するのは避け、部分的な水換えを基本にします。

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あわせて読みたい:メダカの飼育

よくある質問(FAQ)

Q. メダカとエビは何匹まで一緒に飼えますか?

A. 水槽サイズに応じた目安があります。メダカは水量2リットルに1匹くらいで見て、NVボックス13(実用8〜10L)ならメダカ4〜5匹・エビも同数くらい、60cm水槽(約57L)ならメダカ25匹前後・エビも同数くらいが目安です。きっちり数える性質の数字ではありません。フィルターがあれば上限側、なければ少なめに調整してください。

Q. エビがメダカを襲うことはありますか?

A. 稀ですが、ヤマトヌマエビのような活発な種類は餌をめぐってメダカを追い回すことがあります。ミナミヌマエビは温和で、通常はメダカを襲いません。エビの数を少なめにし、隠れ家を用意すると干渉を減らせます。

Q. 稚エビがメダカに食べられてしまいます。どうすればよいですか?

A. 稚エビは小さいためメダカが餌と誤認して食べてしまいます。成長するまでは水草や石で隠れ家を多めに用意するか、稚エビが安全に育つまでメダカを別容器に移す方法も有効です。

Q. メダカとエビの餌はどう分ければよいですか?

A. メダカには浮上性の餌を水面近くで1日2〜3回、エビには沈下性の餌を底に沈む場所へ1日1回与えます。時間差で与える(メダカを先に、エビを後に)と、奪い合いをさらに防げます。

Q. フィルターがない水槽でも一緒に飼えますか?

A. 飼えますが、匹数を少なめに保つ必要があります。フィルターがないと酸素供給と水質維持が難しくなるため、こまめな水換えとエアポンプでの酸素供給を心がけてください。

Q. エビが突然死んでしまいました。原因は何ですか?

A. 水質の急変が主な原因です。エビは水質に敏感なため、一度に大量の水を交換するとストレスで死んでしまうことがあります。部分的な水換えを定期的に行い、酸素供給と餌の量にも注意してください。

この記事を書いた人
鷲林寺アクアファーム(兵庫県西宮市)

植木屋として5年、アクアリウムは10年。2021年から、義理の祖母が守ってきた農地を休耕地にしないためにアクアポニックスを始め、一人で続けています。書いているのは、その農場で実際に起きたことと、確かめられた範囲のことだけです。

農場見学は全国から受け入れてきました(現在は休止中)。ラジオ関西「羽川英樹 ハッスル!」、雑誌「Mer」などの取材を受けています。
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