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メダカの室内飼育に必要なもの|水槽・ろ過・照明の選び方だけで足りる

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メダカの室内飼育に必要な道具の選び方を解説するアイキャッチ めだか

室内でメダカを飼いたいけれど、水槽もフィルターも照明も種類がありすぎて、どれを選べばいいのか分からない。売り場に立つと余計に迷います。

売り場でそろえるのは水槽・ろ過フィルター・照明の3つです。そして選ぶ基準もはっきりしています。水槽は匹数から逆算し、ろ過は水流の弱さで選び、照明は水草を入れるかどうかで決める。これだけです。

ちなみに底砂は必須ではありません。むしろ最初は何も敷かないほうが、フンや食べ残しが見えるぶん管理はラクになります。買う物を減らせるうえに掃除も簡単、という選択肢があることは先にお伝えしておきます。

  • 室内飼育でそろえるのは「水槽・ろ過フィルター・照明」の3つ
  • 水槽は水量2リットルにつき1匹で逆算する。30cmで6匹、60cmで28匹が目安
  • ろ過はろ過能力より「水流の弱さ」で選ぶ。メダカは強い流れが苦手
  • 照明はメダカのためではなく水草のために要る。メダカだけなら部屋の明るさで足りる
  • 底砂は必須ではない。何も敷かないほうが掃除がしやすく、水質も管理しやすい

室内水槽のかたち

メダカの室内飼育でそろえる3つ。水槽・ろ過・照明の選び方と水槽サイズ別の匹数
屋外なら日光がやってくれる仕事を、機械が肩代わりする。水槽は匹数から逆算し、ろ過は水流の弱さで選ぶ。

個別の説明に入る前に、完成形を見ておきましょう。何がどこに入るのかが分かると、それぞれの道具が何のためにあるのかも一緒に理解できます。

メダカの室内飼育に必要なもの|室内水槽のかたち。屋外と違って日光が届かないぶん、照明とろ過で補うのが室内飼育です。底砂は好みで、無くても飼えます
屋外と違って日光が届かないぶん、照明とろ過で補うのが室内飼育です。底砂は好みで、無くても飼えます。

屋外の容器と決定的に違うのは、日光が届かないことです。室内で道具が増えるのは、屋外なら太陽がやってくれていた仕事を機械で肩代わりするからだと考えてください。

メダカの室内飼育に必要なもの|屋内と屋外で変わること。室内飼育で道具が増えるのは、屋外なら日光がやってくれる仕事を、機械で肩代わりするからです
室内飼育で道具が増えるのは、屋外なら日光がやってくれる仕事を、機械で肩代わりするからです。

そのかわり、室内には室内の利点があります。水温が一日を通して安定し、天候にも左右されません。冬もヒーターで加温すれば、繁殖を止めずに続けられます。屋内と屋外のどちらにするか迷っている段階なら、メダカ飼育の始め方で先に判断してください。

水槽サイズは匹数から逆算する

いちばん最初に決めるのが水槽です。ここを小さく買ってしまうと、増やしたくなったときに買い直しになります。先に飼いたい匹数を決めて、そこから逆算するのが確実です。

目安は水量2リットルにつき1匹。「1リットルに1匹」という数字もよく見かけますが、あれは上限に近い詰め方なので、余裕を持たせたほうが水質は安定します。

水槽サイズ 実際の水量 目安の匹数
30cm 約13L 6匹前後
45cmスリム 約17L 8匹前後
45cm規格 約35L 17匹前後
60cm規格 約57L 28匹前後

置き場所と相談にはなりますが、迷ったら大きいほうを選んでください。水量が多いほど水質は安定し、水換えの頻度そのものも下がります。結果的に手間が減ります。

小さな容器に移されたメダカ数匹
室内なら、水槽・ろ過・照明の3つで足りる。

30cm|まず1つ置いてみたい人に

机の上や棚にも置けるサイズです。6匹前後なら十分に泳げます。ただし水量が少ないぶん水質の変化も早いので、こまめに様子を見られる方向けだと考えてください。増やしたくなったときは追加購入になります。

45cmスリム|奥行きを取りたくない人に

横幅は45センチありますが奥行きが20センチ程度なので、テレビ台やカウンターなど奥行きの取れない場所にも収まります。水量は17リットルほどで、8匹前後が目安になります。

60cm|数を増やしたい・繁殖もしたい人に

いちばん失敗しにくいサイズです。水量が57リットルほどあるため水質が安定しやすく、28匹前後まで飼えます。品種を増やしたい方や、繁殖まで考えている方はここから始めると買い直しになりません。

ろ過は「水流の弱さ」で選ぶ

メダカの室内飼育に必要なもの|ろ過を選ぶ3つの条件。ろ過能力の高さより、この3つで選んだほうが室内飼育は長続きします
ろ過能力の高さより、この3つで選んだほうが室内飼育は長続きします。

フィルター選びでいちばん大事なのは、ろ過能力の高さではありません。メダカは強い水流が苦手だという点です。

メダカには流れに逆らって泳ぐ習性があるため、強い水流のなかでは一日中泳ぎ続けることになります。その結果じわじわと体力を削られ、痩せたり病気にかかりやすくなったりします。この仕組みはエアレーションの記事で詳しく解説しています。

45センチ以下ならスポンジフィルターか外掛けフィルターが向いています。外掛けを使うなら、排水口に水を当てる板を付けたり、水面近くに向けたりして流れを散らしてください。水草を浮かべておくのも効果があります。

もうひとつ、室内ならではの基準が動作音です。リビングや寝室に置くなら、静かさは毎日効いてきます。店頭で確認できないぶん、静音をうたっている機種を選んでおくと後悔しにくくなります。

メダカの世話は、覚えておこうとするほど抜けていきます。水を換えた日と薬を使った日が残っていれば、次に迷ったときの手がかりになります。「メダカ台帳」は無料ではじめられます。
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照明は「水草を入れるか」で決まる

照明はメダカのために必要なのではありません。水草を育てるために必要です。メダカだけを飼うなら、部屋の明るさで十分に足ります。

水草を入れるなら話は別で、光が届かなければ枯れてしまいます。1日8〜12時間ほどを目安に点灯してください。タイマーに任せておくと消し忘れがなく、メダカの生活リズムも一定に保てます。

ここで気をつけたいのが、点けっぱなしにするとコケが増えることです。ガラス面が緑色になってきたら、点灯時間を短くするサインだと考えてください。明るさを調節できるタイプなら、コケの出方を見ながら加減できます。

底砂は、無くても飼える

ここが意外と知られていないところです。底砂は必須ではありません。何も敷かないベアタンクのほうが、フンや食べ残しが目で見えるぶん掃除がしやすく、水質も管理しやすくなります。

底砂にはバクテリアの住処になるという利点もありますが、そのぶん奥に汚れが溜まっていきます。敷くなら底砂用のクリーナーを用意して、砂利の中の汚れだけを吸い出しながら水換えをしてください。

見た目を重視するなら敷いてよいものですが、「必ず必要なもの」として最初に買う必要はありません。慣れてきて、レイアウトを楽しみたくなってからで十分に間に合います。

水草は浮かせておけばいい

水草は隠れ家になり、産卵床にもなり、水中の老廃物も吸ってくれます。ただし底砂に植え込む必要はなく、アナカリスやマツモなら浮かせておくだけで育ちます。

横から見た容器。メダカが底の近くに並んでいる
室内なら、横から見える容器のほうが変化に気づきやすい。

底砂を敷かなくても水草を入れられるので、この組み合わせが室内ではいちばん扱いやすくなります。掃除のしやすさと隠れ家を両立できます。

冬はヒーターが要るのか

結論を言うと、必須ではありません。メダカはもともと日本の冬を越せる魚なので、室内であれば無加温でもそのまま越冬できます。

ただし加温すれば活動が止まらず、冬でも繁殖を続けられます。品種を増やしたい方にとってはこれが大きな利点です。サイズごとの選び方はメダカ水槽のヒーターの選び方で解説しています。

そろえたあとにやること

道具が届いたら、すぐにメダカを入れたくなります。ですが水を張ったその日に入れるのは、初心者がいちばん多くやってしまう失敗です。

水質を支えるバクテリアが働きだすまで時間がかかるため、先に水だけを回しておく必要があります。買ってきたメダカの移し方とあわせて、水合わせと立ち上げの手順を確認してから迎えてください。

まとめ:3つ選べば、あとは足していける

室内飼育で最初に決めるのは水槽・ろ過・照明の3つです。水槽は匹数から逆算し、ろ過は水流の弱さで選び、照明は水草を入れるかどうかで判断する。この3つさえ外さなければ、大きな失敗は起きません。

底砂も水草もヒーターも、必要だと感じてから足せば十分です。買いそろえることより、水を落ち着かせてから迎えることのほうが、結果的にメダカを長生きさせます。

よくある質問(FAQ)

Q. メダカの室内飼育に最低限必要なものは何ですか?

A. 水槽・ろ過フィルター・照明の3つです。ただし照明は水草を入れる場合に必要で、メダカだけを飼うなら部屋の明るさで足ります。底砂は必須ではありません。

Q. 水槽のサイズはどう選べばいいですか?

A. 水量2リットルにつき1匹を目安に、飼いたい匹数から逆算してください。30cm水槽で6匹前後、45cmスリムで8匹前後、60cm規格で28匹前後が目安です。

Q. ろ過フィルターはどれを選べばいいですか?

A. 水流の弱いものを選んでください。メダカは強い流れが苦手で、流れに逆らって泳ぎ続けると体力を消耗します。45cm以下ならスポンジフィルターか外掛けフィルターが向いています。

Q. 照明は必ず必要ですか?

A. メダカだけを飼うなら必須ではありません。水草を育てる場合に必要になります。点灯は1日8〜12時間を目安にし、コケが増えてきたら時間を短くしてください。

Q. 底砂は敷いたほうがいいですか?

A. 必須ではありません。何も敷かないベアタンクのほうがフンや食べ残しが見えやすく、掃除も水質管理もしやすくなります。見た目を重視する場合に選べばよいものです。

Q. 冬にヒーターは必要ですか?

A. 必須ではありません。メダカは日本の冬を越せる魚なので、室内なら無加温でも越冬できます。ただし加温すれば冬でも活動と繁殖を続けられます。

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この記事を書いた人
鷲林寺アクアファーム(兵庫県西宮市)

植木屋として5年、アクアリウムは10年。2021年から、義理の祖母が守ってきた農地を休耕地にしないためにアクアポニックスを始め、一人で続けています。書いているのは、その農場で実際に起きたことと、確かめられた範囲のことだけです。

農場見学は全国から受け入れてきました(現在は休止中)。ラジオ関西「羽川英樹 ハッスル!」、雑誌「Mer」などの取材を受けています。
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