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メダカ飼育の始め方|最初にそろえる3つと、屋内・屋外の選び方

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メダカ飼育の始め方と最初にそろえる物を解説するアイキャッチ めだか

メダカを飼ってみたいけれど、何から買えばいいのか分からない。調べるほど水槽やろ過器や照明の話が出てきて、それなりの出費になりそうで身構えてしまう。

結論から言うと、メダカを始めるのに必要なものは容器・カルキ抜き・エサの3つだけです。ろ過器も照明も、飼い始めてから必要になったときに足せば間に合います。

そしてもう一つ、最初に決めておくと後がラクになることがあります。屋内で飼うのか、屋外で飼うのかです。ここで必要な道具も、日々の手間も変わります。

  • メダカを始めるのに必要なのは「容器・カルキ抜き・エサ」の3つだけ。ろ過器も照明も後から足せる
  • 最初に決めるのは屋内か屋外か。屋外なら日光と雨が働いてくれるので道具が少なく済む
  • 容器は1匹あたり2リットルが目安。「1匹1リットル」は上限に近い数字なので余裕を持たせる
  • 水を張ったその日にメダカを入れないこと。数日置いてから、少ない数で始めるのが失敗しないコツ
  • 「直射日光はダメ」は屋内飼育の話。屋外では日光は味方だが、真夏だけは日よけが必要

最初の分かれ道は「屋内か屋外か」

屋内と屋外で必要な物は変わる。メダカ飼育の始め方
最初の分かれ道はここです。屋外なら道具はぐっと少なくて済み、そのぶん失敗も減ります。

屋内飼育は、部屋の中でいつでも眺められるのが魅力です。ただし日光が届かないぶん、水草を育てるなら照明が要りますし、水が汚れやすいのでろ過器もあったほうが安心です。冬も水温を保ちやすく、一年を通して観賞したい方に向いています。

一方の屋外飼育は、日光と雨という自然の力を借りられるのが最大の利点です。日光が当たれば植物プランクトンや微生物が自然に湧き、それがエサにも水の浄化にもなります。照明もろ過器も基本的に必要ありません。

ホテイアオイを浮かべた屋外の飼育容器とメダカ
屋外の容器。日光が当たるほど微生物が湧き、エサにも水の浄化にもなる。

手間の少なさで選ぶなら、じつは屋外のほうがおすすめです。メダカはもともと日本の田んぼや用水路にいた魚なので、日本の屋外の気候がそのまま適した環境になります。ただし真夏の高水温だけは対策が必要で、この点はあとで触れます。

最初にそろえる3つ

最初にそろえる3つ。メダカ飼育の始め方
そろえるのはこの3つで十分です。ろ過器・照明・水草は、飼い始めてから必要に応じて足せば間に合います。

① 飼育容器

いちばん大事な選択がこれです。目安はメダカ1匹あたり2リットル。「1匹1リットル」とよく言われますが、これは上限に近い数字なので、余裕を持たせるほうが失敗しません。6匹飼うなら12リットル以上を確保してください。

水が多いほど水質は安定し、水換えの頻度も下がります。置き場所が許すなら、迷ったときは大きいほうを選ぶのが正解です。

屋内なら、ろ過器と照明がセットになった水槽を選ぶと最初から一式そろいます。別々に買い足すより割安で、置いたその日から形になります。

屋外なら、左官用のプラ舟が定番です。安価で丈夫、水量もたっぷり取れるうえ、黒い容器はメダカの体色も揚がりやすくなります。

② カルキ抜き

水道水に含まれる塩素は、メダカにとって有害です。バケツに汲んで一日置けば自然に抜けますが、天気や気温に左右されるうえ、思い立ったときにすぐ水換えができません。

中和剤を1本持っておくと、その場で安全な水を作れます。粘膜保護の成分が入ったものを選ぶと、水換えのときのメダカの負担も軽くなります。

③ メダカのエサ

メダカは口が小さいので、粒の細かい専用のエサを選んでください。人間の感覚で多めに与えたくなりますが、食べ残しは水を汚す最大の原因になります。2〜3分で食べきる量を1日1〜2回が目安です。

成長段階や目的でエサを使い分ける方法もありますが、最初は基本のもの1袋で十分です。詳しくはメダカのエサ選び完全ガイドをご覧ください。

どのメダカを選ぶか

道具がそろったら、いよいよメダカ選びです。品種はいまや数百種類あり、値段も1匹数十円から数万円まで幅があります。ただし最初の1匹は、丈夫で数が出ている品種から入るのが確実です。

定番は楊貴妃です。オレンジの体色が濃く出る改良品種で、丈夫さと価格のバランスがよく、はじめての1群れに向いています。繁殖もしやすいので、増える楽しみも早く味わえます。

通販で買う場合は、届いてすぐ容器に放さないでください。水温と水質を合わせる「水合わせ」をしないと、環境の急変で弱ってしまいます。ここは失敗が多いところなので、必ず時間をかけてください。

はじめの1週間が肝心

はじめの1週間の進め方。メダカ飼育の始め方
初心者がつまずくのは、たいてい初日に詰め込みすぎることです。急がないほうが結果的に早く安定します。

道具がそろったら、すぐにメダカを入れたくなります。ですが水を張ったその日に入れるのは、初心者がもっとも失敗しやすいパターンです。

まずは水を張って数日置いてください。水温が置き場所になじみ、水質を支えるバクテリアが少しずつ育ちはじめます。この待ち時間があるだけで、その後の安定感がまるで違います。

メダカを入れるときも、いきなり定員いっぱいにしないでください。最初は少なめの数で始めて、水が落ち着いてから足していくほうが安全です。同じ理由で、最初の1週間はエサも控えめにします。

置き場所と日光の考え方

ここは屋内と屋外で答えが逆になるので注意してください。屋内では、直射日光の当たる窓際は避けます。水温が急激に上がりますし、コケも増えやすくなります。冷暖房の風が直接当たる場所も同じ理由で向きません。

屋外では、日光はむしろ味方です。体色が揚がり、水草も育ち、自然のエサとなる植物プランクトンも湧きます。「直射日光はダメ」という説明を見かけますが、それは屋内飼育を前提にした話だと考えてください。

ただし真夏だけは別です。水温が30℃を超えると水中の酸素が減り、メダカが苦しくなります。すだれや浮草で日陰をつくってください。詳しくはエアレーションが必要になる条件で解説しています。

あとから足せばいいもの

最初の3つで飼い始めたら、様子を見ながら必要なものを足していきます。慌てて買いそろえる必要はありません。実際に飼ってみて「これがあれば」と感じてから買うほうが、結局むだがありません。

水草は、隠れ家になり、水中の老廃物も吸ってくれます。ホテイアオイやアナカリスのように丈夫で扱いやすい種類なら、初心者でも枯らしにくく、産卵床にもなります。

水草の間を泳ぐメダカの群れ
水草は隠れ家になり、産卵床にもなる。丈夫な種類を選べば初心者でも枯らしにくい。

水質の試験紙も、あると判断がラクになります。水換えのタイミングを感覚で決めていると、不安から必要以上に換えてしまいがちです。数値で分かれば、余計な作業を減らせます。

ろ過器は屋内で数を多めに飼う場合に検討してください。メダカは強い水流が苦手なので、水流の弱いスポンジ式や底面式が向いています。

照明が要るのは、屋内で水草も育てたい場合です。メダカだけなら部屋の明るさで足りますが、水草を入れるなら光が届かないと枯れてしまいます。明るさを調節できるものを選ぶと、コケの出方を見ながら加減できます。

続けるうちに出てくる疑問

飼い始めると、次はこんなことが気になってきます。あらかじめ答えを知っておくと、いざそうなったときに慌てずに済みます。

水換えは環境しだいで頻度が10倍変わりますし、旅行に行くときは数日エサを抜いても平気です。卵が採れたら稚魚の育て方を、水が緑色になったらグリーンウォーターの扱い方を確認してください。

まとめ:3つそろえて、あとは足していく

メダカ飼育は、容器とカルキ抜きとエサがあれば今日から始められます。屋内か屋外かだけ先に決めて、あとは飼いながら必要なものを足していけば十分です。

最初の1週間だけ、水を先に張ってゆっくり進めること。この一手間が、その後の何ヶ月かをずっとラクにしてくれます。

よくある質問(FAQ)

Q. メダカを飼うのに最低限必要なものは何ですか?

A. 飼育容器、カルキ抜き(中和剤)、メダカ用のエサの3つです。ろ過器や照明は屋外飼育なら基本的に不要で、屋内でも飼い始めてから必要に応じて足せば間に合います。

Q. メダカは屋内と屋外のどちらで飼うのがいいですか?

A. 手間の少なさでは屋外がおすすめです。日光によって微生物が自然に湧き、エサにも水の浄化にもなるため、照明もろ過器も基本的に必要ありません。ただし真夏の高水温対策だけは必要です。

Q. 容器はどのくらいの大きさが必要ですか?

A. メダカ1匹あたり2リットルを目安にしてください。「1匹1リットル」ともよく言われますが上限に近い数字なので、余裕を持たせたほうが水質が安定します。6匹なら12リットル以上が目安です。

Q. 買ってきたその日にメダカを入れても大丈夫ですか?

A. おすすめしません。まず水を張って数日置き、水温を置き場所になじませてバクテリアが育つ時間をつくってください。最初は少ない数から入れ、1週間はエサも控えめにすると安定しやすくなります。

Q. 直射日光は避けたほうがいいですか?

A. 屋内なら避けてください。水温が急上昇し、コケも増えやすくなります。一方で屋外では日光は味方で、体色が揚がり水草も育ちます。ただし真夏は水温が上がりすぎるため、すだれや浮草で日陰をつくってください。

Q. エサはどのくらい与えればいいですか?

A. 2〜3分で食べきる量を1日1〜2回が目安です。食べ残しは水を汚す最大の原因になるため、多めに与えないよう注意してください。

メダカの世話は、覚えておこうとするほど抜けていきます。水を換えた日と薬を使った日が残っていれば、次に迷ったときの手がかりになります。「メダカ台帳」は無料ではじめられます。
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