「アクアポニックスはリーフレタスなどの葉物野菜しか育てられない…」
そう思っていませんか?
実は、適切な環境さえ整えれば、リーフレタスなどの葉物野菜の他にトマトやナスといった実物野菜、さらには果樹やハーブ、観葉植物、花きまで幅広く育てることができます。
しかし、何も知らずに始めてしまうと、
✅「思ったより育たない…」
✅「実がつかない…」
といった壁にぶつかることも少なくありません。
逆に、正しい知識を持っていれば、手軽に家庭で野菜やハーブを収穫できるのがアクアポニックスの魅力です!
私はこれまでに植木屋として5年間の経験を積み、さらにメダカや錦鯉、熱帯魚などの飼育を10年以上続けてきました。
2021年からはアクアポニックスを運用し、多種多様な野菜やハーブの栽培に取り組んできました。
その経験をもとに、
✅「初心者でも失敗しにくい種類」
✅「栽培の成功率を上げるコツ」
を明確にお伝えします。
本記事では、次のポイントを詳しく解説します。
✅ 初心者に最適な葉物野菜・ハーブ(成長が早く、管理が簡単なリーフレタスやバジル)
✅ 実物野菜を育てるコツ(トマトやキュウリを成功させる水質・支柱管理)
✅ 種・苗の選び方&おすすめ品種(スタート時に迷わない!)
✅ 葉物と実物を同時育成するときの注意点(養分バランスを崩さないための対策)
✅ 虫・病気を防ぐための方法(農薬を使わず安全に育てるコツ)
「育てる野菜選びで失敗したくない!」 という方は、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読めば、あなたのアクアポニックスがもっと楽しく、成功しやすいものになります!

アクアポニックスの仕組みを理解してからこの記事を読むとより理解が深まります。
▶アクアポニックスの【仕組み・メリット・デメリット】を解説
アクアポニックスで育てられる魚を知りたい方は下記をご覧ください。
▶アクアポニックスおすすめの魚『初心者から中級者まで』チョウザメ、ティラピア
- アクアポニックスで野菜・ハーブを育てる魅力:水耕と培地システムの違いも解説
- 【葉物&ハーブ①】リーフレタス・ネギ・シソ・空心菜:初心者でも失敗しにくい理由
- 【葉物&ハーブ②】スイスチャード・ルッコラ・イタリアンパセリ:色彩&香りを楽しむ上級葉物
- 【ハーブ編】バジル・クレソン・パクチー(コリアンダー)・ミント:香りを存分に味わうコツ
- 【実物野菜①】トマト・ミニトマト・キュウリ:培地システムでしっかり支柱を立てて収量UP
- 【実物野菜②】ゴーヤ・ナス・ラディッシュ:根張りとつる管理がポイントになる中級者向け品種
- 葉物&実物を同時育成するときの注意点:水質・養分バランス・根の競合を防ぐ
- pHや温度管理が命!品目ごとに最適環境をつくる簡単テクニック
- 虫・病気を最小限に抑える工夫:防虫ネット・物理的防除・天然由来の対策アイテム
- まとめ&ステップアップ:好きな野菜・ハーブのオリジナル組み合わせでアクアポニックスを充実させよう
アクアポニックスで野菜・ハーブを育てる魅力:水耕と培地システムの違いも解説

アクアポニックスで野菜を育てる魅力とは?

アクアポニックスは、魚の排泄物を養分として活用し、土を使わずに野菜やハーブを育てる革新的な農法です。
このシステムは、水の節約・無農薬栽培・高い生産性といったメリットがあり、家庭菜園から商業農業まで幅広く活用されています。
特に初心者にとっての最大の魅力は、「水やりや肥料管理の手間が大幅に省けること」。
また、根に最適な酸素供給が可能なため、植物の成長速度が速く、病害虫のリスクも抑えられます。
しかし、アクアポニックスには水耕式(NFT、DWC)と培地式(メディアベッド)の2種類のシステムがあり、それぞれの特徴を理解し、適した野菜を選ぶことが成功の鍵となります。
水耕式と培地式の違いとは?
アクアポニックスでは、大きく分けて2つの栽培方法が存在します。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、栽培する野菜に適したシステムを選ぶことが重要です。
① 水耕式(NFT・DWC)

水耕式(NFT:Nutrient Film Technique/DWC:Deep Water Culture)は、根が直接水に浸かるシステムで、葉物野菜やハーブの栽培に適しています。
✅ メリット
- 成長スピードが速い(栄養が常に供給されるため)
- 水の使用量が少ない(循環型なので無駄が少ない)
- 根の酸素供給がしやすい(エアレーションによる高い酸素供給)
- 清潔な環境での栽培が可能(土壌病害のリスクが低い)
⚠ デメリット
- 停電や水ポンプの故障でダメージを受けやすい
- 根腐れリスクがある(適切なエアレーションが必要)
- 支柱が必要な実物野菜には向かない
✅ 向いている野菜・ハーブ
- リーフレタス、ホウレンソウ、バジル、ミント、パクチー、空心菜 など
② 培地式(メディアベッド)

培地式(メディアベッドシステム)は、ハイドロボールや軽石などの培地に植物を植え、水を定期的に浸透させる方式です。
支柱が必要な実物野菜や、根をしっかり張る根菜類の栽培に適しています。
✅ メリット
- 実物野菜や根菜も育てられる(トマトやナス、キュウリなど)
- 水の循環が良く、バクテリアの働きを活かせる(水質維持に貢献)
- 根がしっかりと培地に固定されるため、倒れにくい
⚠ デメリット
- 培地の初期コストがかかる(ハイドロボールなどの導入が必要)
- 水の流れが悪いと、病害虫リスクが上がる
- 水耕式よりも管理の手間がやや増える(培地の洗浄や定期的な入れ替えが必要)
✅ 向いている野菜・ハーブ
- トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ゴーヤ、ラディッシュ など
水耕式 vs. 培地式:どちらを選ぶべき?
比較項目 | 水耕式(NFT・DWC) | 培地式(メディアベッド) |
---|---|---|
適した野菜 | 葉物野菜・ハーブ | 実物野菜・根菜 |
成長スピード | 速い | やや遅め |
管理のしやすさ | 簡単(初心者向け) | やや手間がかかる |
コスト | 低め(培地不要) | 初期コスト高め(培地が必要) |
水の使用量 | 少ない | 多め |
故障リスク | ポンプ故障に弱い | 比較的安定 |
✅ 初心者はまず水耕式(NFT・DWC)で葉物やハーブからスタートするのがおすすめ!
✅ 中級者になったら培地式を導入し、トマトやキュウリに挑戦!
システムの特徴を理解して、適切な野菜・ハーブを選ぼう!
アクアポニックスは、水耕式と培地式の違いを理解することで、より効果的に野菜を育てることができます。
🌱 水耕式(NFT・DWC)は、リーフレタスやバジルなどの葉物・ハーブ向け!
🌿 培地式(メディアベッド)は、トマトやキュウリなどの実物野菜向け!
この選び方を意識すれば、初心者でもスムーズにアクアポニックスを成功させることができます。
次のセクションでは、具体的な野菜・ハーブごとの育て方とおすすめの品種について詳しく解説していきます!
▶【アクアポニックスを始める前に知っておきたいこと】3種類のシステムを比較(C/F、DWC、NFT)
【葉物&ハーブ①】リーフレタス・ネギ・シソ・空心菜:初心者でも失敗しにくい理由

アクアポニックス初心者におすすめ!丈夫で育てやすい葉物&ハーブ
アクアポニックスを始める際、最初に挑戦するのに最適な野菜は「成長が早く」「栽培が簡単」な品種です。特に、リーフレタス・ネギ・シソ・空心菜は、水質や環境変化に強く、失敗しにくいため、初心者にとって最適な選択肢となります。
本セクションでは、これらの野菜・ハーブの栽培ポイントや、アクアポニックスで成功させるための具体的なコツを解説します。
1. リーフレタス:安定して育ち、収穫も簡単!
✅ 成長スピード:発芽から約6~8週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH5.5~6.5が理想だが、pH7.0程度でも適応可能。
✅ 温度適正:15~25℃が最適(夏場は遮光対策をすると良い)。
✅ 収穫のポイント:外側の葉から順番に収穫すれば長期間楽しめる。
リーフレタスは水耕栽培と相性が良く、アクアポニックスでも安定して育つ定番の葉物野菜です。苗から育ててもよし、種から育てても発芽率が高いため、初心者にも向いています。
▶ おすすめ品種:「サニーレタス」「グリーンリーフ」
▶ 栽培のコツ
- 肥料不足を防ぐ:窒素が不足すると成長が遅くなるため、適度な水質管理を意識する。
- 高温対策をする:真夏は直射日光を避け、温度が高すぎる場合は冷却措置を取る。
2. ネギ(万能ネギ・葉ネギ):再生栽培もできて超お得!
✅ 成長スピード:発芽から約3~4か月で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5と広範囲に適応。
✅ 温度適正:10~25℃が最適。
✅ 収穫のポイント:根元を残して切り取れば、繰り返し再生栽培が可能。
ネギはアクアポニックス初心者にもおすすめの野菜で、特に「万能ネギ」「九条ネギ」などは、収穫後も根元を残せば何度でも再生するのが特徴です。
土を使わないアクアポニックス環境でも、十分に発育できます。
▶ おすすめ品種:「万能ネギ」「九条ネギ」「ワケギ」
▶ 栽培のコツ
- 日当たりを確保する:十分な光量があれば元気に育つ。
- 収穫後の再生を活用する:ネギはカットしても再生するため、長期間の収穫が可能。
3. シソ(大葉):害虫が少なく、手軽に育てられる
✅ 成長スピード:発芽から約8~12週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH5.5~6.5が理想。
✅ 温度適正:20~30℃が最適(寒さに弱いので冬場は注意)。
✅ 収穫のポイント:こまめに葉を摘み取ることで成長を促進。
シソは日本の食卓に欠かせない香味野菜の一つであり、アクアポニックスでも簡単に育てることができます。特に害虫の影響を受けにくく、無農薬栽培にも向いています。
▶ おすすめ品種:「青じそ」「赤じそ」
▶ 栽培のコツ
- こまめに収穫する:成長が早いので、葉を適度に摘み取ると長期間収穫が可能。
- 水質管理をしっかり行う:過湿すぎる環境では根腐れするため注意。
4. 空心菜(エンサイ):夏に最適!爆発的な成長力
✅ 成長スピード:発芽から約6~8週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5と幅広く対応。
✅ 温度適正:25~35℃(高温を好む)。
✅ 収穫のポイント:つるを伸ばしながら成長するため、適度にカットすると良い。
空心菜は高温を好み、夏場のアクアポニックスで最も適した葉物野菜の一つです。成長スピードが速く、収穫後も次々に新しい葉が出てくるため、効率よく収穫できます。
▶ おすすめ品種:「エンツァイ」
▶ 栽培のコツ
- 夏場の水温管理を注意:高温に強いが、水の酸欠を防ぐためエアレーションを強化すると良い。
- 適度に収穫する:放置するとつるが絡み合うため、適度に剪定しながら育てる。
リーフレタス・ネギ・シソ・空心菜は、アクアポニックス初心者でも成功しやすい品種です。
特に、水質やpHの変化に強く、発育が早いため、手軽に栽培を楽しむことができます。
✅ 最初に育てるならリーフレタスが最適!(成長が早く収穫しやすい)
✅ ネギは再生栽培が可能でコスパ抜群!(根元を残せば何度でも収穫できる)
✅ シソは害虫被害が少なく管理しやすい!(寒さに注意すれば通年栽培も可能)
✅ 空心菜は夏におすすめ!(高温に強く、爆発的に成長する)
次のセクションでは、より彩り豊かで香り高い「スイスチャード・ルッコラ・イタリアンパセリ」といった中級者向けの葉物&ハーブをご紹介します!
【葉物&ハーブ②】スイスチャード・ルッコラ・イタリアンパセリ:色彩&香りを楽しむ上級葉物

アクアポニックスで彩りと風味を楽しむ!中級者向けの葉物&ハーブ
初心者向けの葉物野菜に慣れたら、次のステップとして見た目の美しさや香りを楽しめる野菜・ハーブに挑戦してみましょう。
スイスチャード・ルッコラ・イタリアンパセリは、それぞれ独特の特性を持ち、栄養価が高く、料理のバリエーションを広げるのにも最適です。
ただし、成長環境の管理や収穫タイミングに少し注意が必要なので、そのポイントも詳しく解説します。
1. スイスチャード:カラフルで育てやすい万能野菜
✅ 成長スピード:発芽から約6~8週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5が理想的。
✅ 温度適正:15~25℃(寒さに強く、比較的通年栽培が可能)。
✅ 収穫のポイント:外側の葉から順番に収穫し、株を維持することで長期収穫可能。
スイスチャードは、「フダンソウ(不断草)」とも呼ばれるカラフルな葉物野菜で、葉はホウレンソウのような食感、茎はシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
特に赤・黄色・オレンジ・ピンクなどの色鮮やかな茎を持つ品種が多く、アクアポニックスのシステムに彩りを加えます。
▶ おすすめ品種:「ブライトライト」
▶ 栽培のコツ
- 日当たりを確保する:適度な日照が必要だが、強すぎる直射日光は避ける。
- 葉を適度に収穫する:外葉を定期的に摘むことで、継続的に収穫できる。
- 窒素をしっかり供給:葉が黄色くなる場合は、窒素不足の可能性があるため、栄養管理を見直す。
2. ルッコラ:ピリッとした辛味がクセになるハーブ野菜
✅ 成長スピード:発芽から約5~7週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.0が理想。
✅ 温度適正:10~25℃(冷涼な環境を好む)。
✅ 収穫のポイント:若葉のうちに収穫すると、辛味が少なく食べやすい。
ルッコラ(ロケット)は、ピリッとしたゴマのような風味と軽い辛味が特徴のハーブ野菜です。
アクアポニックス環境では水耕・培地式のどちらでも栽培できますが、特に水はけのよい環境が適しています。
▶ おすすめ品種:「わさびルッコラ」「サラダロケット」
▶ 栽培のコツ
- 高温環境を避ける:温度が高すぎると辛味が強くなりすぎる。
- 頻繁に収穫する:新芽のうちに摘み取ると、柔らかく美味しい葉が楽しめる。
- 虫の管理をする:アブラムシがつきやすいので、防虫ネットを活用。
3. イタリアンパセリ:風味豊かで料理に大活躍
✅ 成長スピード:発芽から約7~10週間で収穫可能(発芽には時間がかかる)。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5が理想。
✅ 温度適正:15~22℃(寒さに強く、越冬可能)。
✅ 収穫のポイント:外側の葉から摘み取ることで、新しい葉の成長を促せる。
イタリアンパセリは、風味が強く、料理の仕上げやソース作りに最適なハーブです。
アクアポニックスでの栽培も可能ですが、発芽に時間がかかるため、苗から育てるのが推奨されます。
▶ おすすめ品種:
▶ 栽培のコツ
- 根張りが強いので培地式が適する:長期間収穫できるため、しっかりとした根を張れる環境がベスト。
- こまめに摘芯する:中心部分を摘芯することで、わき芽の発育を促す。
- 乾燥させすぎない:水分が不足すると葉が硬くなり風味が落ちる。
スイスチャード・ルッコラ・イタリアンパセリは、アクアポニックスで育てることで安定した収穫が期待できる中級者向けの葉物&ハーブです。
それぞれ栽培環境に適した管理を行うことで、長期的に楽しめます。
✅ スイスチャード → 成長が早く、見た目が美しいカラフル野菜!
✅ ルッコラ → ピリッとした辛味が特徴、サラダに最適!
✅ イタリアンパセリ → 料理のアクセントに!発芽に時間がかかるが、一度育てば長期収穫可能!
次のセクションでは、「バジル・クレソン・パクチー・ミント」など香り豊かなハーブ類の栽培方法について詳しく解説します!
【ハーブ編】バジル・クレソン・パクチー(コリアンダー)・ミント:香りを存分に味わうコツ

香り豊かなハーブはアクアポニックス向き!
アクアポニックスでハーブを育てると、新鮮な香りを楽しめるだけでなく、料理の幅も広がります。
特に、バジル・クレソン・パクチー(コリアンダー)・ミントは、水耕栽培や培地栽培の両方に適応しやすく、初心者でも育てやすいハーブです。
ただし、種類によっては「ミントの根が広がりすぎる」「パクチーは発芽率が低い」といった注意点もあります。
本記事では、それぞれのハーブの特徴と育て方のコツを詳しく解説していきます。
1. バジル:香り高く、料理の幅が広がる万能ハーブ
✅ 成長スピード:発芽から約4~6週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH5.5~6.5が理想的。
✅ 温度適正:20~30℃(暖かい環境を好む)。
✅ 収穫のポイント:摘芯(成長点を摘む)を行い、枝分かれを促す。
バジルは、アクアポニックスとの相性が抜群なハーブで、水耕栽培でも培地栽培でもよく育ちます。特に夏場の高温環境で成長が早く、適切に管理すれば長期間収穫できます。
▶ おすすめ品種:「スイートバジル」「ホーリーバジル」「赤バジル」
▶ 栽培のコツ
- こまめに摘芯する:上部の新芽を摘むことで、わき芽が増えて収穫量が増加。
- 水温が低いと成長が遅くなる:最低気温が15℃以下になると成長が鈍る。
- 花を咲かせないように管理する:花が咲くと葉の風味が落ちるため、早めに摘む。
2. クレソン:栄養価が高く、水耕栽培に最適
✅ 成長スピード:発芽から約3~5週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5が理想。
✅ 温度適正:10~20℃(涼しい環境を好む)。
✅ 収穫のポイント:若い葉をこまめに摘み取る。
クレソンは、水耕栽培と非常に相性が良く、水が豊富な環境で爆発的に成長するハーブです。特に抗酸化作用が高く、栄養価が非常に豊富なため、健康志向の人に人気があります。
▶ おすすめ品種:「ウォータークレソン」「マスタードクレス」
▶ 栽培のコツ
- 高温環境を避ける:暑さに弱いため、夏場は半日陰で育てると良い。
- 水流のある環境が最適:自然の川辺のように、軽く水が流れる環境で特によく育つ。
- 定期的に剪定する:成長が早いので、茂りすぎる前にカットし、風通しを良くする。
3. パクチー(コリアンダー):クセが強いが育て方は簡単
✅ 成長スピード:発芽から約6~8週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH5.5~7.0が理想。
✅ 温度適正:15~25℃(冷涼な環境を好む)。
✅ 収穫のポイント:若葉を摘み取ることで、長く収穫可能。
パクチーは独特の香りがあり、好き嫌いが分かれるハーブですが、栽培は比較的簡単です。
ただし、発芽率が低く、発芽に時間がかかるため、事前に種を水に浸すなどの工夫が必要です。
▶ おすすめ品種:
▶ 栽培のコツ
- 種まき前に水に浸して発芽を促す:種の表面を軽く割って、一晩水に浸すと発芽率アップ。
- 暑さに注意:高温環境ではとう立ち(花が咲いて葉が固くなる)しやすい。
- 間引きをしながら育てる:密生すると生育が悪くなるので、適度に間引きながら育成。
4. ミント:根が広がりやすいので要注意!
✅ 成長スピード:発芽から約4~6週間で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.5が理想。
✅ 温度適正:10~30℃(暑さ・寒さに強い)。
✅ 収穫のポイント:こまめに葉を摘み取ることで、風味が良くなる。
ミントはとても丈夫で、アクアポニックスでも簡単に育ちますが、根が広がりすぎるため、単独で育てるのが理想的です。
他の植物と一緒に育てると、根が他の植物の成長を妨げることがあります。
▶ おすすめ品種:「ペパーミント」「スペアミント」「モヒートミント」
▶ 栽培のコツ
- 専用のコンテナで管理:根が強すぎるため、単独で育てるのがベスト。
- 定期的に剪定する:成長スピードが速く、放置するとジャングル状態になる。
- 乾燥に注意:水分を好むが、根腐れしないよう適度な管理が必要。
✅ バジル → 成長が早く、料理に万能!
✅ クレソン → 水耕栽培向きで、栄養価が高い。
✅ パクチー → 発芽にコツがいるが、丈夫で育てやすい。
✅ ミント → 繁殖力が強いため、単独栽培がおすすめ。
次のセクションでは、「実物野菜(トマト・ミニトマト・キュウリ)」の栽培方法について詳しく解説します!
【実物野菜①】トマト・ミニトマト・キュウリ:培地システムでしっかり支柱を立てて収量UP

アクアポニックスで育てるトマト・キュウリの魅力
アクアポニックスでは、葉物野菜だけでなく実物野菜(果菜類)も栽培可能です。
特にトマト、ミニトマト、キュウリはアクアポニックスと相性が良く、適切な管理をすれば収量を増やしながら長期間収穫を楽しめるのが魅力です。
実物野菜の特徴として、根が深く広がるため、培地システム(メディアベッド)が適しています。
また、成長とともに茎やつるが伸びるため、支柱やネットを活用した誘引が収穫量アップの鍵となります。
本記事では、トマト・ミニトマト・キュウリをアクアポニックスで栽培するための具体的な方法を解説していきます。
1. トマト・ミニトマト:アクアポニックスでの育て方とコツ
✅ 成長スピード:苗植えから60~90日で収穫開始(ミニトマトは約60日、トマトは約80~90日)。
✅ 水質耐性:pH5.5~6.5が理想的(やや酸性寄りの環境を好む)。
✅ 温度適正:18~30℃(温暖な気候を好む)。
✅ 収穫のポイント:開花から約40~50日で果実が完熟。
トマトはアクアポニックスで非常に人気の高い作物です。
根が深く伸びるため培地システムと相性が良く、適切な支柱管理を行えば長期間収穫が可能です。
▶ おすすめ品種:「ラウンドレッド」「アイコ」「中玉トマト」
▶ 栽培のコツ
- 強い日光が必要:トマトは日光をたっぷり浴びることで甘みが増す。
- 養分管理を徹底:窒素(N)過多になると葉ばかり育ち、実がつかなくなる。
- 摘心(主茎の先端を切る)を行う:脇芽を整えながら、収量をコントロール。
- 支柱と誘引:成長に合わせて支柱を立て、ひもやクリップで誘引。
2. キュウリ:水分を好む実物野菜の代表格
✅ 成長スピード:種まきから約50~70日で収穫開始。
✅ 水質耐性:pH6.0~6.8が理想的(やや中性寄りの環境を好む)。
✅ 温度適正:20~30℃(暖かい環境が必要)。
✅ 収穫のポイント:実が15~20cm程度になったら収穫。
キュウリは水分を多く含む野菜であり、アクアポニックスとの相性が良い作物のひとつです。トマトと異なり、キュウリはつるを伸ばして成長するため、ネットや支柱を活用することが重要になります。
▶ おすすめ品種:「キュウリ」「ミニキュウリ」「鮮緑キュウリ」
▶ 栽培のコツ
- ネットや支柱を活用して誘引:つるが絡みやすいネットを設置。
- 風通しを確保する:葉が密集すると病気になりやすいため、適度に剪定。
- 水分供給を安定させる:急激な乾燥や過湿を防ぐため、安定した水質管理を。
- 収穫は早めに行う:キュウリは放置すると成長しすぎるため、適切なサイズで収穫。
3. 支柱とネットを活用し、収量UPを狙う!
トマトとキュウリはどちらも支柱やネットを活用することで、収穫量を大幅に向上させることができます。
✅ トマトの支柱管理
- 一本仕立て(主茎を一本だけ伸ばし、不要な脇芽を摘む):大玉トマトに向いている。
- 二本仕立て(主茎+1本の脇芽を残す):収量を増やしたい場合に有効。
✅ キュウリのネット誘引
- 縦型ネット:つるを絡ませて育てると、スペースを有効活用できる。
- 横型ネット:棚を作ることで、風通しを確保しながら収穫しやすくする。
適切な支柱やネットの活用により、病害虫対策と収量増加を同時に実現できます。
アクアポニックスでトマト・ミニトマト・キュウリを育てる際のポイントをまとめると、
✅ 培地システムで栽培するのが基本(根が深く、支柱が必要なため)。
✅ トマトは日光と養分管理が鍵(摘心や誘引を意識)。
✅ キュウリは水分と風通しが大切(ネットを活用し、こまめに収穫)。
✅ 支柱・ネットを活用し、成長をサポート(病気予防&収量UP)。
トマトやキュウリはアクアポニックスで安定して育てられる実物野菜の代表格です。適切な管理を行いながら、美味しい収穫を楽しみましょう!
次のセクションでは、「実物野菜②:ゴーヤ・ナス・ラディッシュ」の栽培方法について詳しく解説します!
【実物野菜②】ゴーヤ・ナス・ラディッシュ:根張りとつる管理がポイントになる中級者向け品種

アクアポニックスで育てるゴーヤ・ナス・ラディッシュの特徴
アクアポニックスでは、ゴーヤ・ナス・ラディッシュといった中級者向けの実物野菜や根菜も栽培可能です。
これらの品種は成長に必要な根張りやつる管理、適切な培地環境の維持が成功のカギになります。
- ゴーヤ・ナスは培地システム(メディアベッド)向き → つるや枝がしっかり伸びるため、支柱が必要
- ラディッシュは根菜類の中でも育てやすい → 浅めの培地でも適応しやすい
本記事では、それぞれの野菜の育て方、環境条件、管理のポイントについて詳しく解説します。
1. ゴーヤ:つる管理が必須!夏野菜の代表格
✅ 成長スピード:苗植えから60~80日で収穫開始。
✅ 水質耐性:pH6.0~6.8が理想的。
✅ 温度適正:20~35℃(高温を好む)。
✅ 収穫のポイント:開花から約15~20日で果実が成熟。
ゴーヤは高温多湿を好み、アクアポニックスでも栽培しやすい夏野菜のひとつです。
つるを伸ばして成長するため、ネットや支柱を活用した誘引が必要になります。
▶ おすすめ品種:「あばしゴーヤ」「白ゴーヤ」
▶ 栽培のコツ
- つるをしっかり管理:誘引しながら支柱やネットに絡ませ、風通しを確保する。
- 受粉をサポート:屋内栽培では人工授粉を行うと確実。
- 水分管理に注意:過湿になりすぎないように排水を適切に行う。
- 収穫タイミングを見極める:果実が20~25cmになったら収穫。放置すると苦みが強くなる。
2. ナス:水を好むが過湿には注意!
✅ 成長スピード:苗植えから60~90日で収穫開始。
✅ 水質耐性:pH5.5~6.8(やや酸性~中性が理想的)。
✅ 温度適正:18~30℃(暑さに強いが、極端な高温は避ける)。
✅ 収穫のポイント:開花から約15~25日で果実が成熟。
**ナスは水分を多く必要としますが、根腐れを防ぐために過湿には注意が必要です。**また、果実を安定的に収穫するためには、整枝(枝を適切に管理する作業)が重要になります。
▶ おすすめ品種:「ビオレッタ」「千両二号(定番品種)」「丸ナス」
▶ 栽培のコツ
- 支柱でしっかり固定:成長するにつれ、果実の重みで枝が折れるのを防ぐ。
- 枝の管理を徹底:脇芽を取りながら、主枝と側枝をバランスよく育てる。
- 日当たりを確保:日光を十分に浴びることで果実の成長が良くなる。
- 収穫は早めに:完熟すると果肉が硬くなるため、若いうちに収穫。
3. ラディッシュ:短期間で収穫可能な根菜
✅ 成長スピード:種まきから約20~30日で収穫可能。
✅ 水質耐性:pH6.0~7.0(中性が理想)。
✅ 温度適正:10~25℃(比較的涼しい環境を好む)。
✅ 収穫のポイント:根の直径が2~3cmになったら収穫。
ラディッシュ(ハツカダイコン)は、アクアポニックス初心者でも育てやすい根菜です。
水分の供給が安定していれば、短期間で収穫できます。
▶ おすすめ品種:
▶ 栽培のコツ
- 適度な間隔で植える:密植しすぎると根が成長しにくくなる。
- 水分を一定に保つ:乾燥すると割れやすくなるため、安定した水管理を。
- 根の太り方を観察:適切なサイズになったら収穫。遅れるとスが入る(空洞化する)。
- 涼しい環境を維持:夏場の高温環境では根が細くなるため、遮光ネットなどを活用。
4. ゴーヤ・ナス・ラディッシュを育てる際の共通ポイント
これらの実物野菜・根菜をアクアポニックスで育てる際には、以下の共通点に注意しましょう。
✅ 培地システムで育てる → 根張りが必要な作物のため、適切な培地環境が必須。
✅ 支柱・ネットを活用する → つる性のゴーヤ、枝が伸びるナスは支柱を利用する。
✅ 適切な水分管理が重要 → 過湿になりすぎると病害リスクが高まるため注意。
✅ 収穫タイミングを見極める → 遅れると品質が落ちるため、適切な時期に収穫。
これらを意識すれば、ゴーヤ・ナス・ラディッシュを安定して栽培し、美味しく収穫できます。
次のセクションでは、「葉物&実物を同時育成するときの注意点」について詳しく解説します!
葉物&実物を同時育成するときの注意点:水質・養分バランス・根の競合を防ぐ

アクアポニックスでは、葉物野菜と実物野菜を同時に育てることが可能ですが、水質・養分バランス・根の競合に気をつけなければなりません。
魚の排泄物から供給される栄養には限りがあるため、適切な管理を行わないと特定の植物だけが栄養を独占し、生育に偏りが出ることがあります。
本記事では、葉物と実物の組み合わせを成功させるための注意点を解説します。
1. 養分バランスの管理:葉物と実物の栄養要求の違い
✅ 葉物野菜(リーフレタス・シソなど)は比較的少ない養分で育ちます。
特に窒素(N)を好み、過剰なリン(P)やカリウム(K)は必要ありません。
✅ 実物野菜(トマト・ナス・キュウリなど)は、花を咲かせ果実を実らせるために、多くのリン(P)とカリウム(K)を必要とします。
窒素(N)が過剰だと、葉ばかりが茂り、実がつきにくくなることもあります。
🔹 養分の適切なバランスを取るには?
- 養分要求量の異なる作物をバランスよく配置する
- 例:リーフレタスやバジル(窒素が多めでもOK)と、トマトやナス(リンとカリウムが必要)を組み合わせる。
- 液肥を適宜追加
- 魚の排泄物だけではリン(P)やカリウム(K)が不足するため、魚に影響のない範囲で補う。
- 定期的な水質テストを実施する
- pH、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)の濃度を測定し、不足や過剰を防ぐ。
2. 根の競合を防ぐ:栽培スペースの確保
葉物と実物を混植する際、根の成長パターンの違いを理解して適切に配置することが大切です。
✅ 浅根性の葉物(リーフレタス・シソなど) → 水耕システムや浅めの培地で問題なく育つ。
✅ 深根性の実物(トマト・ナス・ゴーヤなど) → 根が広がるため、深めの培地や専用スペースが必要。
🔹 根の競合を防ぐ工夫
- 根の成長範囲が異なる野菜を組み合わせる
- 例:リーフレタス(浅根)+トマト(深根)
- 栽培ベッドの分割・ゾーニング
- 葉物ゾーンと実物ゾーンを分けることで、根の競合を最小限に抑える。
- こまめなメンテナンスを行う
- 容量オーバーになった場合、過密状態を避けるために間引きを行う。
3. 水質管理:pHとEC(電気伝導度)の適正範囲
✅ 葉物はpH5.5〜6.5、実物はpH6.0〜7.0を好む
✅ EC(養分濃度)は葉物向けで0.8~1.2mS/cm、実物向けで1.5~2.5mS/cmが理想
🔹 pHとECの調整方法
- pHが低すぎる(酸性)場合の対策
- 水酸化カルシウムや貝殻を使って中和する。
- pHが高すぎる(アルカリ性)場合の対策
- 酢やクエン酸を希釈して少量ずつ加える。
- ECが低い場合(養分不足)
- 液肥を適量追加し、EC値を測定しながら調整。
- ECが高い場合(養分過剰)
- 部分的な水換えを行い、濃度を適正値に下げる。
葉物と実物の同時育成のコツ
✅ 葉物(リーフレタス・シソなど)は窒素多め、実物(トマト・ナスなど)はリン・カリウム多めが理想
✅ 浅根と深根の組み合わせで根の競合を防ぐ
✅ pHやECの調整を定期的に行い、水質を最適に保つ
これらのポイントを意識すれば、葉物&実物の組み合わせでもバランスよく健康に育てることが可能です。
次のセクションでは、「pHや温度管理が命!品目ごとに最適環境をつくる簡単テクニック」について詳しく解説します!
pHや温度管理が命!品目ごとに最適環境をつくる簡単テクニック

アクアポニックスで野菜やハーブを健康的に育てるには、pH(酸性度・アルカリ度)と水温の管理が非常に重要です。これらの環境条件が適切でないと、植物が必要な養分を吸収できず、生育不良を引き起こす可能性があります。
このセクションでは、品目ごとの最適なpHと温度の目安、季節ごとの調整方法について詳しく解説します。
1. pHの最適範囲:野菜の種類別に適切なpHを知ろう
pHは植物の栄養吸収に大きく影響を与えます。
アクアポニックスでは、pH5.5~7.0の範囲が一般的に適していますが、野菜の種類によって最適なpHは異なります。
✅ 葉物野菜(リーフレタス・ほうれん草・シソなど):pH 5.5~6.5
- やや酸性寄りの環境を好む。
- pHが高くなりすぎると鉄やマンガンの吸収が阻害され、生育不良になる。
✅ 実物野菜(トマト・ナス・キュウリ・ゴーヤなど):pH 6.0~7.0
- やや中性に近い環境が適している。
- pHが低すぎるとカルシウム欠乏が起こり、果実が奇形になることがある。
✅ ハーブ類(バジル・パクチー・ミント・クレソンなど):pH 5.8~6.8
- 多くのハーブは葉物と同じく酸性寄りを好むが、種類によって異なる。
- クレソンは特にpH6.0以上を維持することで良好に育つ。
🔹 pHを適切に管理する方法
- pHが低すぎる(酸性が強い)場合の対策
- 水酸化カルシウムや貝殻粉末を少量加える。
- 点滴方式でpH調整液を追加し、急激な変化を防ぐ。
- pHが高すぎる(アルカリ性が強い)場合の対策
- クエン酸や酢を希釈し、pHを徐々に下げる。
- ピートモスや有機物を水槽に入れると、自然に酸性へ傾けられる。
- 定期的なpHチェックを習慣化
- 週に1回はpHメーターや試験紙で測定し、適切な範囲を維持する。
2. 温度管理:季節ごとの温度変化と対策
水温は植物の成長速度や病害リスクに影響を与えます。
季節ごとの温度変化に適応することで、1年を通じて安定した生育環境を維持できます。
✅ 葉物野菜(リーフレタス・シソなど):15~25℃
- 高温(30℃以上)では成長が鈍化し、苦味が増すことがある。
- 低温(10℃以下)では生育が遅くなり、発芽率が低下する。
✅ 実物野菜(トマト・ナス・キュウリ・ゴーヤなど):18~30℃
- 温暖な環境を好み、特にトマトやナスは20℃以上で生育が安定。
- 低温(15℃以下)では花が咲かず、実つきが悪くなる。
✅ ハーブ類(バジル・パクチー・ミント・クレソンなど):15~28℃
- バジルやパクチーは高温(25℃以上)でも育ちやすい。
- クレソンは冷涼な環境(15~20℃)の方が香りが良くなる。
🔹 季節ごとの温度調整のコツ
🌞 夏場(高温時:30℃以上)
- 水温が上がりすぎると酸素量が減少し、植物が根腐れしやすくなる。
- 対策
- 遮光ネットを設置し、直射日光を避ける。
- 水槽の水を循環させることで温度を下げる。
- 冷却ファンや凍らせたペットボトルを活用し、水温をコントロール。
❄ 冬場(低温時:10℃以下)
- 水温が低下すると植物の成長が止まり、発芽も困難になる。
- 対策
- 水槽ヒーターを使用し、水温を15℃以上に保つ。
- 温室やビニールトンネルを設置し、温度変化を和らげる。
- 昼間の日光を有効活用し、保温効果を高める。
3. 品目ごとに最適環境を作るためのポイント
✅ 葉物野菜・ハーブはpH5.5~6.5、水温15~25℃で安定
✅ 実物野菜はpH6.0~7.0、水温18~30℃で管理
✅ 定期的なpH測定と水温チェックを習慣化
✅ 夏場は遮光・冷却対策、冬場はヒーター・保温対策を実施
これらの管理を徹底することで、野菜やハーブを健全に育てることができます。
次のセクションでは、「虫・病気を最小限に抑える工夫:防虫ネット・物理的防除・天然由来の対策アイテム」について詳しく解説します!
虫・病気を最小限に抑える工夫:防虫ネット・物理的防除・天然由来の対策アイテム

アクアポニックスで野菜やハーブを育てる際、害虫や病気の管理は避けて通れない課題です。
しかし、農薬を使うと水槽内の魚に悪影響を及ぼす可能性があるため、安全な防除方法を実践することが重要になります。
このセクションでは、防虫ネットの活用・物理的な防除・天然由来の対策アイテムを使った害虫・病気対策について詳しく解説します。
1. 防虫ネットで害虫の侵入を防ぐ
防虫ネットは、アクアポニックスでの害虫被害を大幅に軽減する効果的な方法です。
特に、葉物野菜やハーブはアブラムシやウリハムシ、ナスはハダニの被害を受けやすいため、適切なネットを活用しましょう。
✅ 防虫ネットの選び方
- 目の細かさ:0.6mm~1.0mmのネットがアブラムシなどの小型害虫を防ぐのに適している。
- 通気性:密閉しすぎると蒸れやすくなるため、風通しを考慮する。
- 設置方法:支柱を立て、植物全体を覆うようにネットを張る。
✅ 防虫ネットを活用するメリット
- 農薬不要で害虫の侵入をブロック
- 葉や茎のダメージを防ぎ、健康な成長を促進
- 病害虫が発生するリスクを軽減
特に、キュウリやゴーヤに発生しやすいウリハムシは防虫ネットで高い効果が期待できます。
2. 物理的防除:手作業で害虫を取り除く
防虫ネットを設置しても、完全に害虫の侵入を防ぐのは難しいため、物理的な方法で除去することも必要です。
✅ 害虫別の物理的対策
- アブラムシ(ナス・シソ・ルッコラなどに発生)
- 強めの水流で吹き飛ばす(週に1回程度)。
- 被害が拡大する前に、手作業で葉ごと除去。
- ハダニ(ナス・トマトなどに発生)
- 水を頻繁にスプレーし、乾燥を防ぐ。
- 葉裏をこまめにチェックし、早期発見に努める。
- ウリハムシ(キュウリ・ゴーヤに発生)
- 見つけたら手で取り除く。
- 黄色いトラップを設置し、捕獲する。
✅ 害虫を減らす環境作り
- 雑草をこまめに除去(害虫の隠れ場所を減らす)。
- 混植(コンパニオンプランツ)を活用(例:バジルをトマトと一緒に植えると害虫忌避効果)。
- 適切な水やりと換気を実施(蒸れやすい環境は病気の原因)。
3. 天然由来の害虫対策アイテム:ニームオイルの活用
化学農薬を使わずに害虫を防ぐ方法として、ニームオイル(Neem Oil)が非常に効果的です。
ニームはインド原産の樹木で、そのオイルには害虫の摂食抑制・産卵阻害・忌避効果があります。
✅ ニームオイルのメリット
- アブラムシ・ハダニ・ハムシ類に対して優れた防除効果
- 魚に害を与えにくく、アクアポニックスにも安全
- 病害予防としても機能し、植物の健康を維持
✅ ニームオイルの使い方
- 希釈する:
- 水500mlに対し、ニームオイルを小さじ1杯(約5ml)。
- 少量の食器用洗剤を加えて乳化させる。
- 週1~2回、葉の表裏にスプレー
- 特に害虫が付きやすい葉裏を重点的に散布。
- 早朝または夕方に噴霧し、直射日光を避ける。
⚠ 注意点
- 濃度が高すぎると葉焼けの原因になるため、必ず希釈して使用。
- 受粉時期の花には直接かけない(ミツバチなど有益な昆虫に影響を与える可能性)。
✅ その他の天然由来防除方法
- 木酢液スプレー:病気予防や虫の忌避に有効。
- トウガラシエキス:アブラムシ・ハダニなどの防除に活用。
4. 害虫・病気対策のポイント
✅ 防虫ネットを設置し、害虫の侵入を防ぐ
✅ 物理的に害虫を除去し、早期発見・早期対応を徹底
✅ ニームオイルを活用し、安全に害虫を防除する
✅ 環境を整え、害虫が発生しにくい環境作りを意識する
アクアポニックスでは、魚への影響を考慮しながら安全に害虫対策を行うことが重要です。これらの方法を活用し、健康な野菜・ハーブを育てましょう!
次のセクションでは、「まとめ&ステップアップ:好きな野菜・ハーブのオリジナル組み合わせでアクアポニックスを充実させよう」について詳しく解説します!
まとめ&ステップアップ:好きな野菜・ハーブのオリジナル組み合わせでアクアポニックスを充実させよう
1. この記事の総まとめ
アクアポニックスで育てられる野菜やハーブについて詳しく解説してきました。
初心者向けの育てやすい葉物野菜から、中級者向けの実物野菜まで、それぞれの特性や管理方法を学びました。
✅ 初心者向け野菜・ハーブ(育てやすい)
- リーフレタス、ネギ、シソ、空心菜(栽培が簡単、成長が早い)
- バジル、ミント、クレソン、パクチー(香りがよく、魚にも影響しづらい)
✅ 中級者向け野菜(管理のコツが必要)
- トマト、ミニトマト、キュウリ(培地システムでの管理が重要)
- ゴーヤ、ナス、ラディッシュ(支柱の設置や根張り管理が必要)
また、葉物と実物を同時に育てる際のポイントや、pH・温度管理、病害虫対策なども紹介しました。
これらの知識を活用することで、アクアポニックスを安定的に運用することができます。
2. 初心者向けステップアッププラン
アクアポニックスを成功させるためには、段階的に野菜の種類を増やしていくのが理想です。
🔰 ステップ1:育てやすい葉物&ハーブからスタート
- リーフレタス、空心菜、バジルなど、成長が早く環境適応力が高いものを選ぶ。
- 水質管理の基本を学びながら、システムの安定を優先する。
🎯 ステップ2:トマト・キュウリなどの実物野菜に挑戦
- 養分バランスを考慮しながら、培地システムを活用して支柱を設置。
- 収穫までの期間が長くなるが、収穫の喜びも大きい。
🏆 ステップ3:好みに合わせたオリジナルの組み合わせを試す
- 葉物と実物をバランスよく配置し、収穫のローテーションを最適化。
- 魚の種類に合わせた栽培方法も検討し、システム全体をカスタマイズ。
3. 自分だけのアクアポニックスを楽しもう!
アクアポニックスの魅力は、自分の好みに合わせて自由に野菜やハーブを組み合わせられることです。
この記事で紹介した内容を参考にしながら、あなた自身の理想のアクアポニックス環境を作り上げてください。
✅ 栽培する野菜の選び方のポイント
- 初心者は成長が早く、手間が少ない品種を選ぶ
- 中級者は支柱や栄養管理が必要な野菜に挑戦
- 最終的には、好きな野菜・ハーブをバランスよく育てる
アクアポニックスを活用すれば、新鮮で安全な野菜を手軽に栽培できます。ぜひこのシステムを活かして、自分だけの農園を楽しんでください!
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