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メダカの発送方法|成魚はゆうパック一択、卵は小型便でも送れる

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メダカの発送方法のアイキャッチ。黒い容器を泳ぐメダカの実写真 めだか

落札された。あるいは、譲る相手が決まった。ここで多くの人が止まります。メダカは、どの宅配便でも送れるわけではないからです。

先に書きます。生きた成魚と、卵とで、使える手段が違います。成魚は実質ゆうパックだけ。卵はもっと軽い便でも送れます。詰め方も別物なので、順に書きます。

この記事の結論(要点)
  • 生きた成魚を送れるのは、実質ゆうパックだけです。ヤマト運輸は生き物を、契約した依頼主からしか受け付けていません。
  • 卵は違います。禁止の一覧に入っていないので、ネコポスやゆうパケットのような小型便でも送れます。ポストに入れず、窓口や営業所へ持ち込みます。
  • 死着や破損の補償は、どの方法にもありません。だから梱包と、出す日を選ぶ判断が全部になります。
  • 卵はタレビンに水道水とメチレンブルー。飼育水は使いません。空気を少し残してフタを閉め、境目にテープを巻きます。
  • 成魚は丸底の袋に水を3分の1、残りは酸素。そして前日から餌を止めます。(卵は食べないので、餌切りは成魚だけの話です)
  • 死着はほとんど気温で決まります。猛暑日と真冬は、梱包を工夫するより出すのをやめるほうが確実です。
メダカの発送のグラレコ(グラフィックレコーディング)。卵はタレビンで、水道水にメチレンブルー、飼育水は使わない、空気を少し残してフタ。成魚は袋で、水は3分の1で残りは酸素、輪ゴムで二重に締める。出さない日を決める。猛暑と真冬は出さない。送れるのはゆうパックだけで、死んで届いても補償はない
卵と成魚で、送る手段も詰め方も違う。

送れる手段は、成魚と卵で違う

メダカを送る手段の図解。成魚を送るならゆうパックで、ヤマトの宅急便は生き物が契約した依頼主だけ。卵はネコポスなどの小型便でも送れて、営業所に持ち込む。暑い時期や寒い時期の卵はゆうパックへ。どれを選んでも死着や破損の補償は無く、ポストに入れず窓口や営業所へ持ち込む
成魚はゆうパック。卵はもっと軽い便でも送れる。

相手が決まってから調べはじめると、間に合わないことがあります。使える手段は多くありません。

まず生きた成魚です。ヤマト運輸の宅急便は使えません。公式の案内では、魚や昆虫を送れるのは「ヤマト運輸と契約された依頼主」からの発送に限られています。窓口に持ち込む個人は、この契約者に当たりません。

残るのがゆうパックです。日本郵便の案内では、魚介類は次の条件を満たせば引き受けるとされています。健康体であること。輸送中に温度調節・換気・餌や水の補給といった世話が要らないこと。脱走や漏れがない包装であること。人に危害を加えず、悪臭を出さないこと。

卵は、これとは事情が違います。各社が禁じているのは愛護動物、つまり哺乳類・鳥類・爬虫類で、レターパックの案内にも卵は出てきません。実際、うちは近所のヤマトの営業所へ持ち込んで、ネコポスで送っていました。軽くて薄いので、これで足ります。

ただしポストには入れません。中は日中かなりの温度になりますし、次の回収まで何時間も置かれます。料金は同じなので、窓口や営業所に持っていけば、その待ち時間がまるごと消えます。暑い時期や寒い時期に送るなら、卵でもゆうパックに切り替えます。

ひとつ、どの方法にも共通していることがあります。死着や破損の補償はありません。日本郵便は「配達時に死亡していた場合、責任を負いません」と明記しています。だから梱包と、出す日を選ぶ判断が全部になります。

選ぶ基準はもうひとつ。2〜3日以内に届く方法にしてください。日数が延びるほど水は傷み、カビが出ます。届いてから孵るまでの日数も減るので、買った人の楽しみが削られます。

卵の送り方|タレビンと、水道水のメチレンブルー

メダカの卵はタレビンで送る図鑑ふうイラスト。高さ5センチほどのタレビンに、水道水にメチレンブルーを溶かした青い水を入れ、底に飴色の卵が沈んでいる。飼育水は使わない。空気を少し残してフタを閉め、境目にテープを巻く。そばにスポイトとメチレンブルーの瓶
水は飼育水ではなく水道水。ここを間違えると、着いたときに濁っている。

うちが送っていたのは、主に卵です。使うのはタレビン。弁当に入っている、あの醤油の小さな容器です。卵を出し入れするので、口の広い円筒型が扱いやすい。新品か、よく洗ったものを用意します。

ここでいちばん間違えやすいのが水です。飼育水は使いません。使うのは水道水です。飼育水には餌の残りや微生物が入っていて、フタを閉めた小さなタレビンの中で2日も揺られると、真っ先に濁ります。カルキの残った水道水のほうが、輸送中は雑菌を抑えてくれます。

その水道水にメチレンブルーを薄く溶かします。青くなる程度で十分です。狙いは輸送中の水カビを止めること。無精卵や傷んだ卵が1つ混ざると、そこからカビて周りに移ります。届いたときに白い綿が広がっている、というのがいちばん多い苦情で、これはたいてい防げます。

手順はこうです。まず卵についたゴミや、白くなった卵を取り除きます。次にタレビンへメチレンブルー水を8分目まで入れ、スポイトで卵を吸って移します。指でつまむより、卵を傷めません。

フタを閉めるとき、空気を少し残します。満水にしないのは、温度で水が膨らんだときに逃げ場がないからです。閉めたらフタの境目にテープを巻いておくと、漏れの心配がなくなります。日本郵便の引き受け条件も「漏れないこと」なので、ここは省けません。

タレビンをプチプチで何重にも包み、封筒か小さな箱に入れて、中で動かないように詰めます。ラベルも貼ります。うちは手書きで品種名と採卵日を書いていました。受け取った人がタレビンを並べたときに、どれが何か分かるためです。

卵そのものの扱い、どれが育つ卵でどれが白い卵かの見分けは、メダカの卵の育て方にまとめてあります。送る前に白い卵を抜いておくと、届いたあとの評価が変わります。

成魚の送り方|袋に水を3分の1と、酸素

成魚は卵より難しくなります。呼吸するからです。

メダカの成魚を送るときの箱の中の図鑑ふうイラスト。発泡スチロールの箱に、丸底の袋を立てて入れる。水は3分の1で残りは酸素、袋の口は輪ゴムで二重に締める。すき間に新聞紙を詰めて固定し、保冷剤は袋に触れない位置に置く
水は下の3分の1だけ。残りは酸素にして、袋ごと新聞紙で固定する。

使うのは丸底の発送用の袋です。角のある普通のビニール袋だと、魚が角に入り込んで弱ります。水は袋の3分の1まで。残りの3分の2は空気にします。水を多くするほど安心に見えますが、逆です。酸素が入る余地が無くなり、揺れて魚がぶつかります。

「1袋に何匹まで入れられるのか」。ここがいちばん聞かれるところですが、一律の数字は書けません。魚の大きさと、袋の大きさで変わるからです。同じ10匹でも、2センチの若魚と4センチの親では、水に出す汚れの量が倍以上違います。

決まり方はこうです。袋の中で先に効いてくるのは、酸素よりもフンから出るアンモニアです。水の量に対して魚の体が多いほど、届くまでに水が悪くなります。日数が延びれば、同じ匹数でも危なくなる。前日の絶食が効くのは、この汚れを減らして上限を押し上げるからです。

見た目で決めるなら、目安は2つあります。ひとつは袋を横から見て、魚が重なって見えるなら多すぎる。泳ぐ隙間がないまま一日揺られると、ぶつかって鱗が剥がれます。もうひとつは日数で、2日かかる相手には、翌日に着く相手より減らします。

そして迷ったときの答えは決まっています。袋を分けてください。袋は1枚数十円です。死んで届いたときに失うもののほうが、はるかに高くつきます。

残りの空間には酸素を入れます。携帯用の酸素ボンベを袋の口から吹き込んで、すぐに締めます。ボンベが手元に無ければ、水に溶けて酸素を出す石を1粒入れる手もあります。長距離や夏場はボンベのほうが確実です。


締め方には決まりがあります。輪ゴムで二重に締め、その袋をもう一枚の袋に入れて、また二重に締めます。漏れないことは日本郵便の引き受け条件そのものなので、ここは省けません。

袋は発泡スチロールの箱に入れ、すき間に新聞紙を詰めて動かないようにします。夏は保冷剤、冬はカイロを、袋に直接触れない位置——箱のふた側に貼ります。直に当てると、そこだけ急に冷えたり温まったりします。

そして、前日から餌を止めます。成魚を送るときだけの話です(卵は食べません)。輸送中の排泄物が水を汚し、アンモニアが出て、それで死ぬからです。1日絶食させても、メダカは平気です(エサなしで何日もつか)。

死着を防ぐのは、梱包より「出さない判断」

梱包を丁寧にやっても、真夏の箱の中は40℃を超えます。保冷剤は半日でぬるくなります。

だからうちは、猛暑日と真冬は出品そのものを止めていました。止めれば死着はゼロです。梱包の工夫でどうにかしようとするより、確実で、手間もかかりません。

もうひとつ止めていたのが、北海道・沖縄・離島あての発送です。日数がかかるほど、水は汚れ、酸素は減ります。出品ページに「本州のみ」と先に書いておけば、落札されたあとで断る気まずさもありません。

週の頭に出すのも意識していました。金曜に出して土日をまたぐと、箱の中の時間が延びます。止めどきと出しどきを決めておくと、梱包の腕とは関係なく死着が減ります。

それでもどうしても送りたい、という場合の手はあります。タレビンをやめて、500ミリリットルのペットボトルに移し、発泡スチロールの箱で包みます。水が多いほど外の気温に振られにくくなり、発泡が断熱してくれます。容器の水温と同じ理屈です。

ただし、箱の大きさも重さも一気に変わります。小型便で送れていたものが、ゆうパックの料金になります。送料が段違いになるので、私はこのやり方を勧めていません。同じ手間とお金をかけるなら、涼しくなるまで待つほうが確実です。

梱包した状態は、見せると効く

ここまでの梱包を、写真に撮っておいてください。出品ページや、譲るときのやりとりに載せます。

タレビンに入った青い水と、手書きのラベル。机に並べて撮った1枚を、うちは毎回載せていました。相手がいちばん不安なのは「生きて届くのか」で、その不安に答えるのは魚の美しい写真ではなく、この地味な1枚のほうです。届いたあとの「思っていたのと違う」も、同時に消えます。

どの容器から採った卵か、いつ送った分か。人に渡しはじめると、覚えておくことが急に増えます。「メダカ台帳」は容器ごとの記録が1タップ。記録が続かなかったことのある人でも残るように、書くことを増やさない作りです。
→ 容器ごとの記録を、次に迷ったときに引き出せる
どんなアプリか見てみる(登録はメールアドレスだけ・30秒。記録と通知はずっと無料です)

まとめ

生きた成魚はゆうパックだけ。卵は小型便でも送れますが、ポストには入れず窓口へ持ち込みます。

卵はタレビンに水道水とメチレンブルー。成魚は袋に水を3分の1と酸素、そして前日から餌を止める。

猛暑日と真冬は出さない。ペットボトルと発泡スチロールで送る手はありますが、送料が段違いになります。死着の補償はどこにも無いので、いちばん効くのは梱包の腕ではなく、出す日を選ぶことです。

よくある質問(FAQ)

Q. メダカの発送はどの配送会社を使えばいいですか?

A. 生きた成魚は、個人だとゆうパックだけです。ヤマト運輸は魚や昆虫を「契約された依頼主」からしか受け付けていないためです。卵は事情が違い、ネコポスやゆうパケットのような小型便でも送れます。どちらも死着や破損の補償はありません。

Q. メダカの卵はネコポスやゆうパケットで送れますか?

A. 送れます。各社が禁じているのは愛護動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)で、卵は禁止の一覧に入っていません。うちは近所のヤマトの営業所へ持ち込んで、ネコポスで送っていました。ただし破損の補償はなく、暑い時期や寒い時期はゆうパックに切り替えます。どの方法でも、2〜3日以内に届くものを選んでください。

Q. 卵は何に入れて送りますか?

A. タレビン(弁当の醤油差し)に、水道水を8分目まで入れてメチレンブルーを薄く溶かし、スポイトで卵を移します。飼育水は使いません。餌の残りや微生物が入っていて、密閉したタレビンの中で真っ先に濁るからです。空気を少し残してフタを閉め、境目にテープを巻きます。

Q. 1袋に何匹まで入れられますか?

A. 一律の数字はありません。魚の大きさと袋の大きさで変わるからです。袋を横から見て魚が重なって見えるなら多すぎます。届くまでの日数が長いほど減らしてください。迷ったら袋を分けます。袋は1枚数十円で、死着より安く済みます。

Q. 成魚を送るとき、袋の水はどのくらい入れますか?

A. 袋の3分の1までです。残りは酸素にします。水を多くすると酸素が入る余地がなくなり、揺れて魚がぶつかります。輪ゴムで二重に締め、もう一枚の袋に入れてまた二重に締めます。

Q. 発送前に餌をあげてもいいですか?

A. 成魚を送るなら、前日から止めてください。輸送中の排泄物が水を汚し、アンモニアで魚が弱ります。1日絶食してもメダカは平気です。卵は食べないので、餌切りは関係ありません。

Q. 夏や冬でも送れますか?

A. 送れますが、猛暑日と真冬は出品を止めるほうが確実です。箱の中は外気より高温になり、保冷剤は半日でぬるくなります。日数のかかる北海道・沖縄・離島も、あらかじめ対象外にしておくと安全です。

Q. どうしても暑い時期や寒い時期に送りたい場合は?

A. タレビンをやめて、500ミリリットルのペットボトルに移し、発泡スチロールの箱で包みます。水が多いほど外の気温に振られにくく、発泡が断熱します。ただし小型便では送れなくなり、ゆうパックの料金になります。送料が段違いになるので、私は勧めていません。

Q. 卵はポストに投函してもいいですか?

A. 窓口や営業所へ持ち込むほうが安全です。ポストの中は日中かなりの温度になり、次の回収まで何時間も置かれます。料金は同じなので、持ち込むだけで待ち時間が消えます。

Q. 梱包した状態は写真に撮ったほうがいいですか?

A. 撮っておくと役に立ちます。出品ページや譲るときのやりとりに載せると、相手のいちばんの不安(生きて届くのか)に先に答えられます。届いたあとの行き違いも減ります。

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