A. 全部は換えないでください。長く放置した水は新しい水と水質がまるで違うので、一気に換えると金魚が変化に耐えられません。1回に4分の1程度にとどめて、数日から一週間かけて何回かに分けてください。同時に餌を数日止めると、汚れの供給が減って戻りが早くなります。ろ材の掃除はこのときに一緒にやらないことです。
Q. 金魚は他の魚より水を汚しやすいのですか?
A. よく「熱帯魚の2〜3倍」と言われますが、この数字の元になる研究は見つかりません。むしろ金魚はアンモニアに対しては強い部類で、コイやマスより耐性が高いという実験結果があります。汚れやすい理由は毒への弱さではなく、胃がないので食べた分が消化しきれずに出ていくことと、よく食べて大きく育つことです。
Q. 水換えの頻度は結局どれくらいが正解ですか?
A. 水量と餌の量で決まるので、一律の正解はありません。目安は20リットル以下の小さな水槽で3〜4日に1回、60リットルあれば1〜2週間に1回、いずれも3分の1程度です。メーカーによって推奨がばらつくのは、前提にしている水量や匹数が違うためです。迷ったら、頻度を上げるより先に餌を減らしてください。
Q. 水換えをしすぎるとバクテリアが減って逆効果と聞きました。
A. 硝化細菌は水の中を漂っているのではなく、ろ材や砂利、水槽の内側の表面に貼りついています。だから水を抜いても細菌の大半は残ります。むしろ危ないのは、長く放置した後の一気の水換えのほうです。こまめに換えている水槽ほど、1回あたりの水質の落差が小さく安全になります。
Q. 新しい水の温度は、どれくらい合わせればいいですか?
A. 2℃差くらいまでに近づけてください。下げ幅が大きいほど危険です。淡水魚の稚魚と幼魚では、10℃下げたときにいちばん多く死んだという報告があります。成魚はもう少し耐えますが、免疫が落ちて体表の粘液が失われるので、白点病や尾ぐされ病を呼び込みます。
Q. 水が白く濁ってきました。水換えすれば直りますか?
A. 白い濁りは細菌が急に増えたときに出るもので、多くは餌の与えすぎか、ろ材を洗った直後に起きます。水換えで薄めることはできますが、原因を断たないとまた濁ります。まず餌を減らして、数日様子を見てください。緑の濁りは別の原因で、光と栄養が余っているときに藻が増えたものです。
Q. 金魚が水面で口をぱくぱくさせています。酸素不足ですか?
A. 酸素が薄いこともありますが、水換えをしていない水槽では、アンモニアや亜硝酸でエラがやられて酸素を取り込めなくなっている場合が多いです。エアレーションを足しても改善しないなら、そちらを疑ってください。餌を止めて、少しずつ水を換えるのが先です。