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メダカは藻を食べる?水草や藻の種類・原因・対策まで徹底解説

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「水槽に緑色のモヤモヤが出てきたけど、メダカが食べてくれるのかな?」
「気づけば水草や飾りが藻だらけで景観が台無し…どう掃除すればいい?」

メダカを飼育していると、避けて通れないのが藻(コケ類)の発生です。
放置すれば見た目が悪くなるだけでなく、水草やレイアウトを覆い、光合成や水質に悪影響を与えます。

酸欠や病気の原因になることもあります。

実際、藻の種類によってはメダカが口にすることもありますが、ほとんどの場合、掃除役としては力不足です。

この記事では、

  • メダカは藻を食べるのか?
  • 水草と藻の関係
  • 藻の種類と増える原因
  • 効果的な掃除方法と予防法
  • アオミドロ除去の実践テク
  • コケ対策生体(屋外・屋内)比較

をわかりやすく解説します。


アクアポニックス農場見学

メダカは一部の藻を食べることがありますが、その量はごくわずかであり、長期的な藻対策としては力不足です。

観賞目的の水槽やビオトープでは、藻の発生速度がメダカの捕食速度を大きく上回るため、あくまで補助的な効果にとどまります。

野生のメダカは自然環境の中で、水面や水草の表面に付着した微細な藻や、それに付随する微生物やバイオフィルムを日常的についばんでいます。
これはエネルギー補給や栄養摂取の一部になっています。

しかし、家庭の水槽やビオトープでよく見られる糸状藻やアオミドロは繊維質が多く、消化しにくい構造を持っているため、積極的に食べることはほとんどありません。
結果として、藻が繁殖するスピードに追いつけず、藻の制御役にはなりにくいのです。

  • ガラス面の柔らかい緑藻:表面をつついて食べる場合があるが、跡が目立つほどではない
  • 糸状藻(アオミドロなど):ほぼ食べず、絡まりやすいため逆にリスクになることも
  • 茶ゴケ(珪藻):ごく短時間ついばむ程度で、繁殖抑制には至らない

「藻はメダカが食べてくれるから大丈夫」という考えは誤解です。藻の抑制は、飼育者による定期的な掃除や水質管理、照明時間や餌量の調整といった環境コントロールと組み合わせてこそ効果を発揮します。


水草はメダカにとって、単なる景観要素ではなく、隠れ家や産卵場所としての役割、日中の光合成による酸素の供給源など、多くの恩恵をもたらします。

特に稚魚や弱った個体にとっては、水草の茂みが身を守る安全地帯となります。
しかし、光量や栄養塩(硝酸塩やリン酸など)が過剰になると、水草の表面に藻がびっしりと付着しやすくなります。

これにより景観が損なわれるだけでなく、水草自身の光合成を妨げ、成長を阻害します。
結果として水質悪化にもつながるため、こまめなトリミングや不要部分の除去、光量と肥料バランスの管理が重要です。

水草を健康に維持し、元気に育てることで、藻の発生を自然に抑える効果が期待でき、メダカの生活環境も安定します。


  1. 手作業で除去:ピンセットや指で絡まった藻を丁寧に取ります。
    特に水草や飾りに絡みついた藻は、根元から少しずつ引き抜くように除去すると再生しにくくなります。
    水槽内で作業する場合は、メダカや他の生体を驚かせないようゆっくりと行いましょう。
  2. ガラス面掃除:スクレーパーやカードで削ぎ落とす方法です。
    ガラス面の緑藻や茶ゴケは光合成により再び成長しやすいため、週1回程度のペースでこまめに掃除すると見た目も保てます。
    プラスチック水槽の場合は傷がつきやすいので、柔らかいスポンジを使うと安全です。
  3. 換水と底砂掃除:老廃物や有機物を減らし栄養源を断つことが目的です。
    プロホースや底砂クリーナーを使って底砂内の汚れを吸い出し、同時に水を1/3〜1/2程度交換します。
    水換えは水質安定にもつながり、藻の繁殖スピードを抑える効果が高まります。

  • 照明は1日8時間以内に抑えることが基本です。
    特に強光は藻の光合成を活発化させるため、タイマーを活用して照射時間を安定させると良いでしょう。
  • 餌は必ず食べきる量だけ与え、残餌が底に溜まらないようにします。
    残餌は水質悪化や藻の栄養源になります。
  • 濾過を強化してアンモニアやリン酸を減らすことが重要です。
    外部フィルターやスポンジフィルターの併用、定期的なろ材清掃で浄化能力を保ちます。
  • 藻食性生物(エビ・貝・オトシン等)を導入して、日常的に藻をついばませることで予防効果を高めます。
    例えばヤマトヌマエビやミナミヌマエビは屋外・屋内ともに活躍し、オトシンネグロは屋外越冬も個体によって可能です。

糸状藻やアオミドロは細く長い繊維状の形状をしており、ヒレや体に絡まりやすく、メダカの自由な遊泳を妨げます。

特に尾びれや胸びれに絡まると推進力が大きく低下し、餌場や酸素の多い場所までたどり着けなくなることもあります。

さらに、稚魚や体力の落ちた個体は絡まりから抜け出せず、酸素不足や極度のストレスにより窒息死や衰弱死のリスクが急激に高まります。

場合によっては体表に擦過傷ができ、そこから病原菌が侵入して二次感染を引き起こすこともあるため、絡まりを見つけたら速やかに除去することが極めて重要です。


  • 手で取る:最も即効性が高く、確実に除去できる方法です。
    絡まった部分を指先で優しく摘み取り、水槽外へ取り除きます。
    特に光合成が活発な日中より、照明が消えた後や朝方のほうが藻が柔らかく取りやすいことがあります。
  • ピンセットや歯ブラシ:水草や飾り、流木に絡みついた藻を根元から優しく取り除くのに有効です。
    歯ブラシは柔らかめのものを使い、回転させながら巻き取ると効率的に除去できます。
  • 栄養塩コントロール:定期的な換水や濾過能力の強化によってリン酸や硝酸塩を減らし、藻の成長源を断ちます。
    特に週1回以上の部分換水や底砂掃除、ろ材のメンテナンスを組み合わせることで効果が長続きします。
  • 生物兵器:ヤマトヌマエビやオトシンネグロなど、藻を日常的についばむ生体を導入するのも効果的です。
    これらの生体は物理的な除去作業の間を補完し、微細な藻や新芽の段階での発生を抑える役割を果たします。

  1. 緑藻:ガラス面や水草の葉に薄い膜状で付着し、光合成能力が非常に高い藻です。
    十分な光と栄養がある環境では短期間で広がり、景観を損ねやすくなります。
  2. 茶ゴケ(珪藻):水槽立ち上げ初期や光量が弱い場合に多く発生し、茶色の粉状に付着します。
    特にガラス面や低光量の水草の表面に出やすく、時間が経つと層が厚くなります。
  3. アオミドロ(糸状藻):細長く糸のように成長し、水草や飾りに絡みつきやすい藻です。
    長く伸びるとヒレや稚魚に絡まって危険になるほか、除去しにくく扱いが厄介です。

生体名掃除力適温食べる藻屋外適性屋内適性特徴
ミナミヌマエビ★★★★☆15〜28℃緑藻・茶ゴケ・軽度糸状藻小型で混泳可、繁殖しやすいが高温に弱い
ヤマトヌマエビ★★★★★15〜27℃アオミドロ・糸状藻・茶ゴケ掃除力最強、繁殖は汽水が必要
ヒメタニシ★★★★☆10〜28℃緑藻・茶ゴケ水質浄化力あり、増えすぎ注意
オトシンクルス★★★☆☆20〜28℃緑藻・茶ゴケ×温和で小型、餌不足注意
オトシンネグロ★★★★☆15〜28℃緑藻・茶ゴケ・軽度糸状藻△(条件次第で越冬可)強健で環境適応力高め、屋外越冬可能な個体あり
シルバーフライングフォックス★★★★☆22〜28℃糸状藻・アオミドロ・緑藻×活発で広範囲を掃除、成長後は気性に注意
フネアマガイ★★★★☆18〜28℃硬いコケ・緑藻強力なガラス掃除能力、卵は淡水では孵化しない

Q. 水槽の緑のもやもやは何?
A. 主に緑藻やアオミドロです。光と栄養塩が揃うと急増します。

Q. 藻を完全になくせる?
A. ゼロは難しいですが、管理次第で最小限にできます。

Q. アオミドロ対策の最短手段は?
A. 手で物理的に除去+ヤマトヌマエビ導入が効果的です。


  • メダカは一部の藻を食べるが対策には不十分
  • 水草管理と環境調整が藻対策の鍵
  • 糸状藻は事故原因になるため物理除去が必要
  • 光・栄養・物理除去・生体活用の組み合わせが有効

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